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    ◎「響きあう世界 バッチ×シュタイナー」報告

    ◎日本ホリスティック医学協会関東フォーラム委員会
    特別企画「響きあう世界 バッチ×シュタイナー」報告

     日本ホリスティック医学協会の関東フォーラ委員会では、下記の3つのネットワーク企画があります。
    ①植物療法ネットワーク
    ②スピリチュアリティ&エネルギーケアネットワーク(スピエネット)
    ③ホリスティックライフスタイル・ネットワーク(ホラスネット)

     ちょうど1年前に、それぞれの共同講座を行い、今後お互いの交流を深めていこうということになり、この講座が生まれました。

     植物療法とスピリチュアリティのコラボとして、植物療法からは「バッチ・フラワーレメディ」が、そして、スピエネットからは「シュタイナー(アントロポゾフィー医学)」が決まりました。

     お分かりの通り、植物療法の中で“スピリチュアリティ”といえば「バッチ・フラワーレメディ」が浮かびますし、スピリチュアリティの中の「アントロポゾフィー医学」では、“植物を使ったレメディ”がたくさんあるということからです。

     そして、興味深いのは、バッチ博士は医師ながら、とても深く広い宇宙観、世界観をもっているため、同時代人のバッチ(1886-1936)とシュタイナー(1861-1925)が接点、交流があったのではないかという説も出ています。

     特に、名著『バイブレーショナル・メディスン』の中で、グルダスという天才的なセラピストは、シュタイナーが晩年にヨーロッパでの講演旅行をした際に、イギリスでまだ若きバッチ博士が聴講した可能性がある、と記述しています(公的には、バッチセンターではそういう記録はない、という見解になっていますが、まだ若かったバッチ博士が一聴講生だった可能性はありそうです、、)

    ◎「エドワード・バッチの宇宙観とフラワーレメディの植物」(バッチホリスティック研究会代表理事 林サオダ氏)

     まず、サオダ氏は、バッチ・フラワーレメディに従事している理由は、単にレメディが効くということだけでなく、サオダ氏は若いころから世界観を模索してきた人生を歩んできたそうで、バッチ博士の宇宙観、世界観にとても興味をもったために、これだけバッチ・フラワレメディに関与しているのだそうです。

     今日の講座は、具体的にどの植物がどう効くか? という内容ではなく、バッチとシュタイナーの「ホリスティックな宇宙観、世界観」について交流し、考察してみる、という方向性です。

     そして、サオダ氏は、バッチ博士の宇宙観をたどってみると、パラケルススにたどり着くとのことです。「パラケルスス」は、名著『バイブレーショナル・メディスン』にも紹介されている伝説の名医で、錬金術も行っていた「医化学の祖」と言われる巨人です、、。

     そして、サオダ氏は、パラケルススから二つの系譜ができたと考察していました。
    ①パラケルスス→ハーネマン→バッチ
    ②パラケルスス→ゲーテ→シュタイナー

     ここで、パラケルススから影響を受けた者として、バッチとシュタイナーの関連が生じています。

     その他、バッチ博士の世界観として挙げられるのは、
    ○新プラトン主義(ネオプラトニズム)~自然は神によって生み出されたもの。被造物に神の姿を観る。
    ○植物の特徴類似説(Doctrine of Signature)~植物の色や形状、生息場所がその作用、効果効能を表すとする考え方。
    という興味深い視点を紹介してくれました。

     また、バッチ博士の世界観に影響を与えたものとして、次の二つも重要だそうです。

    ○ゲーテの自然観察~植物変形論(メタモルフォーゼ)~花は葉の変形したものである、形態学の視点。植物を観察し、植物と対話し、その対象が自分に語りかけてくると、対象との本当の出会いが生じる

    ○ケルトの末裔~ケルトにとって植物は聖なるもの
     レメディの中のウィロー、ロイヤルオーク、ヒース(ヘザー)、ホリー、アップル(クラブアップル)、アスペン、エニシダ(ゴース)、 パイン、ビーチの9種類が「ケルトの木の暦」の中の植物である。「聖杯伝説」も影響している。

     さらに、深い背景として、「神秘主義」、「神智学」(神智学はエジソンやアインシュタインも影響を受けています。シュタイナーはそこから分派して「人智学」を創始しましたね)、「フリーメイソン」からの影響もあるとのことです。

     これだけ見てみるだけで、バッチ博士の宇宙観、世界観の深さ、広さがうかがわれ、人物として興味をひかれますね、、。

     そして、バッチ博士の言葉をいくつか紹介してくれました。
    「魂は完成に向かうのに最善の環境や状況を知っていて、その目的に相応しい生命の枝に自分を配置」
    「肉体は神殿で、魂はそこに宿る」
    「人や生き物の内部には『神の火花』がある」 

     そして、バッチ・レメディとアントロポゾフィー医学のレメディに共通している植物を取り上げて、その視点を比較してみることに、、。

     まず、バッチ博士が植物を選んだ基準は、
    ○植物の生命は種子を形成する花にある 
    ○原始的な植物・有毒植物・食用植物を除く「高次の秩序をもった植物」
    ○完全な顕花植物  
    ○人間の波動を高める力が備わった植物 
    (病気と治癒に関する基本的考察 1930年より)
    だそうです。
     
     人間を高めるためには、動物ではなく、植物・・特に花である、という見解にいたったということです。 

     具体的に次の3つレメディを取り上げ、山本氏も、この3つをアントロポゾフィー医学の視点から比較してみることになりました。
    ①チコリー Cichorium intybus~見返りを求める愛。独占欲。過干渉。
    ②ゲンチアナ Gentianella amarelle~落胆、失望、挫折感、疑い、悲観的。
    ③オーク Quercus robur~限界を超えても頑張る。前進し続ける。

    ◎「アントロポゾフィー医学の植物への眼差し」(日本アントロポゾフィー医学のための医師会世話人 山本忍氏)

    1. アントロポゾフィーと 自然 の叡智

     まず、アントロポゾフィーでは、「3」「4」「7」「12」などの重要な数があり、それに沿った重要な視点が説明されました。

    ①3分節 : 頭部(思考)/胸部(感情)/腹部・四肢(意志)
     逆に植物では、根が神経的(東部)、一番上の花は生殖器の働き(腹部)になっている。

    ②4つの構成要素
    領域ー自然界ー人間の構成要素ー状態ー自然の要素
    精神ー人間界ー自  我   ー熱 ー火
    魂 ー動物界ーアストラル体 ー気体ー風
    生命ー植物界ーエーテル体  ー液体ー水
    物質ー鉱物界ー肉  体   ー固体ー地

    ③7惑星と植物
    月 ー脳 ー桜
    水星ー肺 ーニレ 
    金星ー腎 ー白樺(バーチ)
    太陽ー心 ートネリコ
    火星ー胆 ーオーク(カシ)
    木星ー肝 ーカエデ
    土星ー脾 ーブナ(ビーチ)

    ④12星座と身体形成
    牡羊~頭部
    牡牛~咽頭
    双子~両肩腕手
    蟹 ~胸部
    獅子~心臓
    乙女~消化器官
    天秤~骨盤
    蠍 ~生殖器
    射手~大腿
    山羊~膝
    水甕~下腿
    魚 ~足

    2、ゲーテ・シュタイナー的植物観察法 <四大元素の観点>

     次に、植物療法の方にとっては、とても興味深いゲーテ・シュタイナー的な植物観察についてです。

     まず、原則は、「地、水、風、熱」の4つに分けて、
    ①語りかける
    ②観察のポイント
    ③特徴/動き、働き
    を観る、ということだそうです。

     ちなみに、「花」は「風」の領域分類されています。
    ①語りかける~君は空気とどう関わっているのか?
    どんな花を咲かせるのか?
    風や光、虫との関係は?
    構造がどれくらい分化されているのか?

    ②観察のポイント~しぐさを観る (魂的観察)
    見えない領域を観る。
    感情を入れず、植物が語る様子を感じ取る。
    印象を刻み、心開く。
    色の本質に出会う。

    ③特徴/動き、働き~アストラル性
    拡散と収縮/軽さ
    消失することで本質を具現化する。
    光・色・香り
    メタモルフォーゼ
    空気⇔光エーテル

    ここで、重要な「メタモルフォーゼ」が出てきました、、。

    <メタモルフォーゼ の観点>
    ・ゲーテによる原植物の発見
    ・三重に繰り返される「収縮と拡散」 ~この三重とは、
    1)シュートの新芽の拡張/萼や総苞における収縮
    2)花弁への拡張/心皮と雄しべの収縮
    3)果実への拡張/種子への収縮
     *シュート :一つの茎とそこに芽生える多数の葉や側茎・側枝 の全体 、新芽
     *心皮:特殊に分化し筒状なった葉。 雄しべの壁をつくる。

    3. アントロポゾフィー医学の薬品

     次に、さらに興味深いアントロポゾフィー医学の薬品についてです。

    ① 製薬プロセス
    ・「熱」をいくつもの段階に分化して適用。
     葉~熱湯に浸す(ハーブティーと同じ)
     花~水に浮かべる(熱は通さない)

    ・リズム性の製薬方法:ポテンタイゼーション、 Rh 法
     ヴェレダ社の作り方~1分間18回の潮の満ち引きのリズムで作成
     WALA社の作り方~上下に振り、渦潮ができる方法で作成

    ・植物化した金属

    ② 剤型/ポテンシー(希釈倍率)の選択用量
     D1 -6:四肢代謝系 D6 -12 :リズム系  D12 -30 :神経感覚系

    ③ バイオダナミック農法
     K(原子番号19)を、H(原子番号1)を媒介に使ってN(原子番号7)に変える「錬金術的な方法」も使う。

     そして、最後に、バッチと共通の植物の用い方です。一般名は同じでも、学名が違っている点は注意です。

    (1) チコリ ~2種類あります
    Cichorium Stanno cultum 0.1%
    ・落ち着きのなさ
    ・ADHD
    などに適している
    Cichorium Plumbo cultum 0.1%
    ・能力(キャパシティ)を保管する
    ここから、
    ・硬化性疾患:脳動脈硬化症・肝硬変・アルツハイマー型認知症、パーキンソン病
    に適している

    (2) ゲンチアナ:Gentiana luteaGentiana D6
    ・十字対生の葉
     この植物、花は、シュタイナーの重要な視点の「聖杯」や「結び目」に関係して理解することが重要とのことで、半分より上は斜め上に葉をだしていてまさに聖杯のように受ける形態になっている、そして半分より下の葉はやや下向きに葉を出すという形態をしており、真ん中のところが結び目になっているような上下の構造になっている、などの観察の仕方が紹介されました。
     
    (3) オーク :Conchae Quercus comp. K 
    ・牡蠣の殻と樫の木の樹皮を素材にしたレメディ
     シュタイナーは、牡蠣をとても評価していて、「牡蠣が人間だったらすごく頭がいいだろう」と評したそうです、、。面白いですね、、。
    ・Caを中心から外側へ放出する
    ・アストラル性に身を捧げる

    ◎ダイアローグ

     お二人のお話のあとには、「響き合う」を求めてダイアローグへ入りました。

    1、バッチ・レメディの38種類の理由を考察

     バッチ博士自身は、
    ○まず12種類をtwelve healersとして選択
    ○次に、さらに7種類を選択
    ○最後に残り19種類を選択
    という経緯をたどって決定したそうです。

     これをシュタイナーの立場で、山本氏が考察してくれました。
    ○まず、12、7という重要な数字で選択している
    ○残りの19種類の中で、スター・オブ・ベツレヘムが気になる(これは、最後から2番目に選ばれているそうdす)。
     ~このスター・オブ・ベツレヘムは、サオダ氏自身もとても好きな花だそうです、、。

    2、バッチ博士が「人間を高めるためには、動物や鉱物ではなく、花である」と決めたこと

     バッチ博士は、もとは、医師であり、ホメオパスでもあったので、鉱物や動物のレメディも扱っていた経験があるわけですが、なぜ、植物、そして特に花にしたのか、、。

     シュタイナーの4つの分類では、
    ○「魂」のところは「アストラル体」で「動物界」
    ○「生命」のところは「エーテル体」で「植物界」
    となっていましたね。

     魂、アストラル体と対応するのは「動物界」なので、一見、植物ではなく、動物のレメディが適しているようにも見えます。

     しかし、シュタイナーの視点では、
    ○物質(肉体)を治療するには、人間のもの(輸血など)を
    ○生命(エーテル体)を治療するには、動物のものを
    ○魂(アストラル体)を治療するには、植物のものを
    ○精神(自我)を治療するには、鉱物のものを
    という、逆の原則があるとのことです。

     その原則に従えば、魂、アストラル体のためには、植物のレメディが適している、というバッチ博士の見解と一致します、、。なるほどですね、、。

    3、バッチとシュタイナーの源流ーパラケルスス

     そして、サオダ氏がバッチ博士の宇宙観、世界観を探求していった際に、気になったパラケルススについてです。

     シュタイナーも、「パラケルススは立派なアントロポゾフィストである」と称していたそうです。

     日本では、明治薬科大学の名誉教授の大槻真一郎氏がパラケルススの三部作の翻訳を行っています。現段階では、2部目までが出版されていますので、気になる方は入手可能です。

    「奇蹟の医書」 パラケルスス著、大槻真一郎訳 工作舎
    「パラケルスス 奇蹟の医の糧」 パラケルスス著、大槻真一郎訳 工作舎

    4、バッチやシュタイナーの宇宙観、世界観の普及

     サオダ氏から「バッチやシュタイナーの世界観や治療観はこのようなホリスティック医学の場では語り合えるが、まだまだ普及しているとはいえない。どのようにしたらいいものか」という真剣な悩みが投げかけられました。

     それに対し、山本氏は「バッチやシュタイナーの世界観、宇宙観を広めるには、まずは、実際の治療の実績を出して、現象的な実績を見せていくことが重要だと考えている。現実的な面で効果があれば、やがてその背景の理論や世界観、宇宙観に目が向くようになる」との見解を示してくれました。

     最後に、植物療法ネットワークの中心的な立場の林真一郎氏から次のようなコメントがありました。

    「アントロポゾフィー医学を、単に勉強だけでなく、臨床で効果を出していこうとする考えがあるのは安心したが、一方では、アントロポゾフィー医学が普及しない理由に、学んでいる人たちに「選民思想」や、選ばれた系統という意味合いの「霊統」という言葉もあるような状態を改善してほしい」という指摘がありました。

     私からも「そのような誤解を解くためにも、最初に学んだ方たちだけでなく、常に誰でもきちんと学べる養成講座を設定していただきたい」とお願いしました。

     山本氏からは「できるだけ行えるように頑張ります」との回答をいただきました。

     このような貴重な、そして、真剣な(マニアックな、コアな)講座を行えて、とても意義深かったと感じました。それにしても、林真一郎さんは、あのような裏の状況にも詳しいのがよく分かりました、、。

     とても貴重なホリスティック医学ならではの講座を行ってくれた林サオダ氏、山本忍氏に心から感謝したいと思います。私自身もとてもワクワクする時間でした、、。

     こういう企画に味をしめてしまいましたので、次なるコラボ企画を検討してみたいと思います、、。お楽しみに!

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    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-08-31(Mon) 13:30:34】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

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