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    「インテグラル(統合)理論・実践編~ボディ編、スピリット編」報告

    ◎「インテグラル(統合)理論」実践編~ボディ編・スピリット編報告(長いです)

     昨日は、和ハーブ協会さんの「森林療法・樹木講座」を多摩の神代植物公園で担当させていただき、とてもすがすがしい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

     現在、私は、大きく3つのテーマに関心を深めていまして、一つが「植物療法」(森林療法、メディカルハーブ、フラワーエッセンスなど)、二つめが「エネルギー医学」(スピリチュアリティも含めて、量子論からアリス・ベイリーの秘教治療など)、そして、3つめが今日ご報告する「インテグラル理論」(インテグラル・ライフとかホリスティック・ライフスタイルなどの人生観、世界観)です。

     これらの3つを、日本ホリスティック医学協会のネットワーク活動で種々の講座によって、勉強させていただいておりますが、最後の「インテグラル理論」は、日本では中々普及しずらい状況なのがとても残念に思っています。

     このインテグラル理論は、実は、心理学領域の一つである「トランスパーソナル心理学(超個心理学)」というスピリチュアルな傾向の心理学の天才的な論客であったケン・ウィルバーが提唱した思想・哲学です。

     なぜ、ウィルバーが転換したかといいますと、種々の理由はあると思いますが、その中心が、「トランスパーソナル(超個)」の領域の心理学を行ってきたところ、「パーソナル(個)」をある程度作った人がさらにその先(上)のスピリチュアルとか悟りの境地へ向かうためのものはずが、パーソナルにも取り組んでいない「プレパーソナル(前個)」段階の人がパーソナルを作るプロセスをワープしてくる場所になっていることに気づき、トランスパーソナルの前に、「統合された個」をつくるための「インテグラル(統合)理論」の必要性を痛感したためです。

     ですので、いきなり「悟り」だとか「スピリチュアル」ではなく、「普通の人間(個)」となるための思想・哲学・理論であり、そういう意味では、「生きるとは?」という「実存レベル」のあたりのための理論です。

     心療内科などの現場で困っている患者さんの多くは、「生きる意味」などの実存レベルの手前の「生活レベル」で困っている方が多いといえば多いので、「悟り」とか「スピリチュアル」なレベルは先の先の話で、「生きるとは」の実存レベルも先の印象があります。

     とはいえ、心理学が病理を中心とした精神分析だけでは足りない面があるとして、その辺の突破口を開いたのが、マズローが提唱した「人間性心理学」だったわけですが、その延長に「実存心理学」が、そしてさらに「トランスパーソナル心理学」が発展してきました。

     ところが、先ほども触れましたように、パーソナルをある程度つくってから行くべきトランスパーソナルの領域に現実、自分づくりをワープしてくる人に対して、まず実存レベルのための枠組みがこの「インテグラル理論」だといえます(ここは、やはり「ある程度」という範囲でしょう。完全にパーソナルができてから、次に「トランスパーソナル」というはっきりした段階になっているわけではありませんので)。

     そして、また臨床レベルに戻りますと、生活の悩み、ストレスで不調になっている患者さんは、一部は、精神分析レベルの深い問題の方がいますが、多くは、むしろ「実存レベル」の意識が不足しているために悩んでいるように私は感じています。

     ですので、心理学でいえば、精神分析よりも、交流分析とかアドラー心理学(最近ビジネス業界でモディファイしているものではなく、本来のアドラー心理学です)の内容を、私は主に診察で活用しています。そして、それは、インテグラル理論にとても通じるものだったのです。

     つまり、多くの患者さんが、視点が狭くなっていたり、偏っていたりするので、もっと広く多面的に(ホリスティックに)、そして、それを統合的に見る視点があれば、抱えている悩みやストレスはかなり軽減できるわけです。

     そのための現代人にちょうどよい「広がり」と「レベル」を備えているのが、このインテグラル理論だと感じているのです。広すぎても、高すぎても適していないですので、、。

     そのような理由で、日本ホリスティック医学協会の「ホリスティックライフスタイル・ネットワーク」の活動で、現在、このインテグラル理論を取り上げています。それでは、5月16日の講座の報告です。

     ウィルバーは、4つの切り口を設定しており、それは「ボディーマインドースピリットーシャドウ(影)」です。最後にシャドウが入っているのが、とても重要だと思います。シャドウを顧みないで、スピリットの方向を目指しても「益少なし」、といえますので。

     今回は、その中の「ボディ編」と「スピリット編」を行いました。

    ◎「ボディ編」
    講師:有本匡男氏(ホリスティックヘルスケア研究所マネージャー)
    コメンテーター:鈴木規夫氏(インテグラルジャパン代表)

     まず、一番、分かりやすく、取り掛かりやすいのがボディです。しかし、ウィルバーは、ボディについて、
    ①グロス・ボディ(目に見える体、肉体)
    ②サトル・ボディ(見えない体、微細身体)
    ③コーザル・ボディ(魂的な体、無・ワンネス)
    があるとしており、今回は主に肉体となります。

     有本氏は、まだ30代半ばですが、ボディワーカーの専門として種々の経験を積まれてきています。そして、合気道という武道の経験もおありで、その経験がいろいろヒントになっているとのことでした。

     たとえば、合気道で「意-気-血」という3つの重要な概念があるそうですが、これが、「意ーコーザル」、「気ーサトル」、「血-グロス」に相当することが見えてきました。

     これを、「バンパイア理論」と名付けました(念のため、私がです。有本さんはそんな不謹慎なことはおっしゃっていません)。「意ー気ー血」=「生き血」=「バンパイア」と覚えます(必要なかったですね、、)。

     そして、種々の体験、実技を行ってくれながら、体感を交えて理解できるように進めてくれました。さすがに、ボディワーカーだけでなく、育成もされているので、実技の進め方が分かりやすいです。

    ○意識の持ち方で体が変わる
     まずは、片足だちを
    ①普通に外に意識を向けて片足だちする(窓の外の景色に意識を向ける)
    ②次に、自分の中に意識を向けて片足立ちする
    の違いを体感する

     多くの方は、外を向いて片足立ちするよりも、自分の中に意識を向けて立つほうが、しっかり立てるという傾向に。傾向にと書いたのは、私は、普段から外を見ていてもあまり外の情報に引っ張られないようで、自分の中に意識を向けたほうが、逆に意識が入りすぎる感じで力が入る感じもありました、、。

     次に、椅子の背中を使って腕立て伏せを
    ①普通に行う
    ②体の真ん中に太い芯があるようなイメージで行う
    の違いを体験する

     これは、後者のほうが、体がしっかりとしたまとまった感じが出ました。が、やはり逆に力が入った感じも私の場合はしました。

    ○体が「硬い」と「固い」の違い
     
    ①「硬い」の逆は「柔らかい」~これは、関節が硬い、という感じ。
    ②「固い」の逆は「ゆるい」~これは、筋肉が固い、という感じ。
     
     そして、「柔らかい」は一見よさそうですが、あまり柔らかいのも問題が起こる、ある程度の「硬さ」、締まりは必要、とのこと。

     それに対して、「ゆるい」は最適な状態ともいえる、武道でも、自然体で立つ、ときはゆるい状態であり、最も強い、、。

     一方、ゆるいと似ていて、よくないのが「たるんでいる」(嫌な響きですね、、)! 「ゆるい」と「たるんでいる」は違う、、。

     そして、意識の持ち方、方向を変えるということは、実は、ボディから、サトルに変えていたわけで、ボディーマインドースピリットは、それぞれ相互に影響することが分かりました。

    ○相手の背中に手を当て、
    ①掌、眉間、足の裏に意識を向ける
    ②手の爪、後頭部、足の爪に意識を向ける
    の違いを体験する

     これは、①の場合は、意識を相手側に向ける感じで、②の場合は、相手から離れるほうに向ける感じとなります。

    ○さらに、今度は、背骨の突起を確かめながら
    ①掌、眉間、足の裏に意識を向ける
    ②手の爪、後頭部、足の爪に意識を向ける
    の違いを体験する

     今度は、じっくり触る感じですので、①の場合は、ねっとりする感じが出てきます。このように、じっくり触る感じでは、②のようなやや意識を引いた状態で行うほうが心地よいという方向に。

     これは、本当のヒーラーは、自意識を引かせて通過点になる、ということと共通している感じでした。

     ただ、正直に言いますと、私は、相手の意識が向いた①でも不快感はなく、温かさを感じました。よい方だったのだと思います。逆に、相手の方は私が①で行ったのはちょっときつかったそうです、、。

     コメンテーターの鈴木規夫氏は、「今まで、ここまで具体的に体感できるような場はあまりなかったので、とてもよかった。そして、これを通じて、ボディーマインドースピリットが関連しあっていることがよく理解できることになりました」と評価していただきました。

    ◎スピリット編
    講師:川畑のぶこ氏(サイモントン療法協会副理事長)
    コメンテーター:鈴木規夫氏

     この「スピリット」は、魅力的かつ怪しげな響きを持ち、視点によって大分変ってくるものといえますが、インテグラル理論にもっとも適しているのが「瞑想」、中でも「マインドフルネス瞑想」です。

     川畑氏は、サイモントン療法の中で、種々のイメージ療法や瞑想を行ってきましたが、晩年のサイモントン博士は、ティクナットハンのマインドフルネス瞑想を高く評価して、自らのプログラムに加えるようになったそうで、川畑氏も用いてきたのだそうです。

     そして、今回のティクナットハンの一団プラムヴィレッジの5日間のリトリートにも参加してみたそうで、本場のマインドフルネス瞑想を体験した直後でいらっしゃいました。

     医療現場では、J.Kabat-Zinnが開発した「マインドフルネスストレス逓減法」が知られていますが、このZinnもティクナットハンに師事して学んだ方だそうです。

     とにかく、中心は「呼吸に帰る」ということ、とのこと。「呼吸に帰る=自分に帰る=come home,I come body」のような表現がされるそうです。

     そして、「怒り、絶望、恐れ、渇望を変容させる」とされており、その中でもがん患者さんのような立場になると、前の3つの「怒り、絶望、恐れ」が目の前の問題になることが多くなります。

     川畑氏は、前の3つの問題はなかったが、最後の「渇望」という悩みはあったそうで、それは、食べることが好きで、ベジタリアンなどは、生きる喜びを放棄した人、くらいのイメージで、健康を害しても食べること、特にスイーツはやめられない、ぐらいだったそうです。

     しかし、この5日間を経てからは、止めようと思っているわけではないのに、あまり食べたいとは思わず、肉も欲しなくなってきたという違いを感じて、ビックリしている、とのことです。

     このくだりを聞いて、マインドフルネス瞑想は、まさに普通の人の問題、悩みに適した方法であることを再確認しました。確かに、もっと高い悟りを得るための瞑想は、このようなものではないかもしれませんが、このインテグラル理論は、「パーソナル」をつくることを目指すものです。

     そして、「幸せになる道があるのではない。その道こそが幸せなのだ」というティクナットハンの言葉が紹介されました。私は、この言葉が大好きなのです。

     少し前に、あのタモリさんが「夢をもつ」とか「夢がある」と言っているようじゃあ、ダメなんだよ、というような趣旨を言っていたかと思いますが、その生活1日1日そのもの、歩みが幸せという感覚が私は、とても共感していることろです。

     そして、実際に、川畑氏のガイドで、基本的な瞑想を行いました。川畑氏は、長年瞑想のガイドをされているので、やはりとてもお上手でした。

     その後、さらにティクナットハンの教えを紹介してくれました。

    ○Inter-being相互共存~あらゆるものはそれ以外のあらゆるものからつくられている。その代表として、池に浮かぶきれいな蓮の花に対して、「(池の)泥なくして蓮の花は(存在でき)ない」という諺です。

     あのような美しい蓮の花も、池の泥に根を生やしているので、泥をなくしたらあの美しい蓮の花もありえない、、。

    ○目的=Doing(何をするのか)
    瞑想=Being(どのようにあるか)
    瞑想のゴールは「あなたがあなた自身として存在する」こと、、。

     ここも、瞑想というと、何か高みに向かっていく、もっと進化しないといけない、という響きも感じがちですが、このマインドフルネス瞑想では、「あなた自身であること」がゴール、、。

    ○そして、最後に「食べる瞑想」として、川畑氏が今日、購入してきた「高級レーズン」をじっくり味わう瞑想を、、。

     最後の瞑想は、やはり「食べる」になり、そして、わざわざ玉川高島屋で買ってきたトルコ産の高級レーズンです、、となるのが、川畑氏らしい、フレンドリーな流れでむしろホッとする感じですね、、。

     コメンテーターの鈴木規夫氏からは、「ウィルバーは、意識の段階を低いところから高いところまで説明しているので、このインテグラル理論およびインテグラルライフ・プラクティスを高みを目指すものと誤解されがちですが、そうではなく、今日の内容はとても適していた」とのコメントをいただきました。

     私も、この「スピリット編」の内容、レベルが適切であるかどうかが気になっていたのですが、とても適した内容であることを、最後に主催者としてお礼をお伝えして終了とさせていただきました。

     それにしても、この日本の、この時代、もっとインテグラル理論、そして、その実践であるインテグラルライフ・プラクティスが注目されてもいいように思います。次回は、6月20日(土)に、シャドウ編とまとめの統合編を行います。ぜひ、お越し下さい!

    ■日 時:2015 年6月20 日(土) 13:30~
    ■場 所:サニー貸会議室401会議室(JR 神田駅西口より徒歩2 分)
    ■参 加 費: (定員20 名) *全4 回受講の方に修了書をお渡しします。
    シャドー編・統合編両方 ①会員 5,500 円 ②一般 7,500 円
    シャドー編」(13:30~16:30) ③会員 3,000 円 ④一般 4,000 円
    統合編(17:00~20:00) ⑤会員 3,000 円 ⑥一般 4,000 円
    ■申し込み手順
    1.1 氏名(フリガナ)、2 住所、3 電話、4E-mail、5 種別(会員・一般)を、6/12(金)
    までにho-kanto@tg.rim.or.jp 又はFAX(03-5572-8219)へ
    *当日のみ携帯080-5484-8008
    2.申し込み受理お知らせ後1週間以内に参加費をお振込み下さい(1週間以内に連
    絡がない場合お問合わせ下さい)。
    三菱東京UFJ 銀行 西新宿支店(普通)0057567
    特定非営利活動法人日本ホリスティック医学協会
    主催:NPO 法人日本ホリスティック医学協会 関東フォーラム委員会
    http://www.holistic-medicine.or.jp/s…/s_office/entry1881.php
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    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-05-18(Mon) 12:22:04】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

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