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    ◎「ティクナットハン・医療心理従者向けマインドフルネス研修会」レポート

    ◎「ティクナットハン・医療・心理従事者マインドフルネス研修会」レポート

     昨日、聖路加国際大学にて、医療・心理従事者のマインドフルネス研修会が行われ、主催の聖路加国際病院精神腫瘍科心理カウンセラーの川畑のぶこさんからご招待していただき、参加してきました。

     実は、この企画は、1年前にスピエネットの神尾学さんから、「来年ティクナットハン師が直接日本で指導する医療・心理者向けの企画の招聘委員会の人が協力先を探しているから会いましょう」と声掛けをしていただき、スピエネットのメンバーでお会いさせていただいた経緯がありました。

     そのメンバーの川畑さんが、サイモントン療法協会のほうで、すでにプログラムの中でティクナットハンのマインドフルネス瞑想をサイモントンがとても好んでいたとのことで、取り入れていらっしゃったという経緯があり、招聘委員会の中に加わり、主催を聖路加国際病院の精神腫瘍科がなさることになりました。

     一般向けの企画のほうにも参加された神尾さんから、「とても気持ちの良い歌の中の瞑想でしっかり睡眠瞑想ができました」というご報告を聞き、夢の中に入れる1日になるのか~、とのんびりと出かけていきました、、。

     ところが、「医療・心理従事者向け」の「研修会」ですので、一般向けとは構成が違っていました、、(甘かった)。のんびりというわけではありませんでしたが、研修としてとても有意義な内容でした!のと、ご招待していただいただけでは申し訳ないので感謝をこめてレポート記事を書かせていただきます。

    ◎聖路加国際病院精神腫瘍科・保坂隆医師の講演

     以前からお名前はうかがっていて、臨床的・実際的な方向にしっかり向かわれている医師という印象があり、一度お話をうかがってみたかった方でした。

    ・まず、実際のがん患者さんの大きな悩みである、「がん=死」というイメージから解放するアプローチ

     →そのために、日本人は50%の方ががんにかかるが、がんで亡くなる方は30%で、残りの20%はがん以外のことで亡くなっている、という統計をお話しするそうです。

     →そうすると、たいていの方が、なるほど、がん=死というわけではないらしい、と納得してくれるそうです。統計の活用のされ方がとてもお上手です。とかく、統計は、逆に「このがんは死亡率○○%です」という感じで悪い印象がありますが、うまく使う手もあるわけですね。

    ・そして、第2のポイントが「そういうわけでがんで死ぬというわけではないので、糖尿病や高血圧のように「慢性病」と考えて下さい」と説明されるそうです。

     →この流れも素晴らしいですね! がんで死ぬのではないが、長いつきあいなので、「慢性病」ととらえましょう~、という流れができていますので、患者さんも納得しやすいと思います。

    ・次に、「脳の癖」の話をされるそうです。「脳は、どうも“後悔”とか“悩み”をネタとして探す癖がある」という説明だそうです。

     →だからこそ、「今、ここに」という方向に脳を向ける、マインドフルネスが重要なんです、と。

     →そして、「脳とは臓器の一つに過ぎない」ことを理解してもらい、「脳はあなたではない」こと、そして、「脳から出て、“あ~、また脳があんなことしようとしているな~”のように、客観的に脳をみつめる」ようにしましょう!という説明に。

     →この辺りは、「俯瞰」とか「観想」に近い感覚が入っていて、素晴らしいですね。

    ・そして、次に、患者さんがよく陥ってしまう「堂々巡り(ネガティブ・シンキング)」から抜け出すためにどうするか?に。

     →脳の働きを踏まえた素晴らしい説明がされました。「基本的に脳は、二つのことを同時にフォーカスできない、、」

     →ですので、何かに熱中すれば、ネガティブな思いがその時間は感じないので、何か熱中することをみつけましょう!と。

     →そして、臨床の先生だなと感じたのが、実際の患者さんが挙げたことを紹介してくれました。
    ○クッキング、ガーデニング
    ○アイロンかけ、編み物
    ○風呂のタイル磨き

     →女性の方が取り組めそうなことばかりで、難しいことは入っていません。特に、最後の「タイル磨き」が結構はまるんです!というのがうけてました、、。

    ・そして、「どのように“雑念”をとるか」という、またとても重要なポイントに、、。

     →その対策、方法に、即、「ガッテン」、押しました。

     →「雲が湧いて、流れていく」様を、「雑念が湧いたら、流す」ことに応用できますと、雲が湧いて流れていく動画まで見せてくれました。

     →さらに、「浮かんでくるのは自然」であり、問題は「その雲をつかんでしまうこと」ですと続きます。

     →「浮かんでくる雑念、悩みをつかまずに、眺めていれば、流れていきます」ということですね。

     →これは、私も、がん患者さんではなく、心療内科の患者さんに行っているもので、「白く雲が流れていく」ということから「有吉君の若い頃、猿岩石のヒット曲“白い雲のように”戦法」として、行っていることでした!

    ・そして、「瞑想」の話に入り、脳波の大変興味深い知見が紹介されました。

     →脳波は、落ち着いたほうがいいというイメージから、アルファ波やシータ波が注目され、ヨガの行者さんはデルタ波も出せるということは前から言われてきましたが、瞑想が深いと、逆にベータ波より速いガンマ波になるという知見です。

    ・この保坂先生は、何と数年前に高野山大学の密教学科に入学し、「密教学科の学位」を取得されたそうです。

     英語の表記は「Esoteric Buhddism」になるそうで、アリス・ベイリーの場合は「秘教治療」が「Esoteric Healing」ですので、同じくエソテリックになるんですね。

    ◎プラムヴィレッジの僧による「Mindfullness Born Peace&Happiness~Mind-Body Medicine for Well-Being」レクチャー

     次に、あちらのブラザーによるレクチャーがありました。この方は、出家する前は「エンジニア、理系」だったので、証明されたことしか言いません、というアジア地域の統括をされている香港の方でした。

    ・最初に、ブッダの5つの教え
    ①年をとる
    ②病むこともある
    ③必ず死ぬ
    ④大切な人、物も変わっていく
    ⑤自分の行いに責任をもつ

    ・そして、beingの5つの要素の説明
    ①Form(物、形)
    ②Feeling(感情)
    ③Perception(認識)
    ④Mental Formation(「心の働き」と訳していました)
    ⑤Consciousness(意識)
     これらが正しく動くために、正しいマインドフルネス、マインドフルな呼吸が重要とのこと(このブラザーは、特に「歩く瞑想」好きだとおっしゃっていました)。

    ・そして、「呼吸」の重要性について

     →呼吸を正しくしっかり行うと、脳のある部分が「活性化」される。そして、不安が40%低下するというデータがあるそうです。

     →そして、「Breathe&Smile」というキーワードに。表の意味は「呼吸と微笑み」ですが、深くは「呼吸=生きている&微笑み=幸せ」ということですと。

    ・ここで、プラムヴィレッジの僧たちの一つの特徴である、素敵な歌の歌詞の説明に。これに合わせて「吸う、吐く」を繰り返せるようになっています。

     →In Out Deep Slow(吸う、吐く、深く、ゆっくり)
      Calm Ease Smile Release(おだやか、やすらか、微笑み、手放す)
      Present Moment(今、このとき)
      Wonderfull Moment(素晴らしい このとき)

    ・そして、ティクナットハン師が作成したマインドフルネスプログラムの4段階を紹介してくれました

     →興味深かったのが、最高の4段階目です。
    ○Impermanence(無常)
    ○Disappear for desire(desireからの解放)
    ○no-birth、no-die nature(自然には生も死もない)
    ○letting go
     さりげなく、仏教の真髄に到達できるように、4段階のステップがあるようです。

    ・そして、最後に、仏教心理学である「唯識」(唯識学の心理学、という通訳でした)です。

     →東洋医学には、心理学と呼べるようなものはあまりないのですが、仏教には心理学である「唯識」があります。

     →基本的に
    ①五感と意識(Mind consciousness)
    ②マナ識(Mana)
    ③アラヤ識(Store consciousness)

     →通常、私たちは、①の五感と意識(顕在意識)しか使っていないとされています。

    ・そして、重要な一文「愛をこめて話し、慈悲をもって聞く」という言葉が紹介されました。

    ・さらに「怒りのときには口を開かない。歩く瞑想をして心を鎮める」というこのブラザーが好きな歩く瞑想のすすめに。

    ・そして、マインドフルネスは「スキル」ではなく、「生き方」です、という締めくくりでした。

    ・理系のブラザーで、かつ出家僧ですので、医療・心理向け研修会にはピッタリの方でした。パワーポイントを使っての説明でした。

    ◎食べる瞑想

     そして、昼休みになり、食事も「食べる瞑想」という位置づけです。
    これは、見知らぬ者同士が向かい合って食べるのには、逆に「話さずに食べること、食べ物に集中する」ということで、私には心地よかったです。

    ◎デイープメディテーション、デイープリラクセーション

     そして、午後は、レクチャーではなく、「深い瞑想、リラックス」の体験でした。

     →この担当の女性の僧(シスター)が、ギターを使って、歌も交えて、深い瞑想に誘導してくれるのが、とても心地よかったです。

     →そして、通訳さんも、ゆっくりした瞑想の誘導に合わせたトーンでとてもよかったです。

     →この方の歌が、CDになっているようでした。ホールに流れていて、皆さんも魅かれていました。

     私は、ここで、所用があり、中座しましたが、その後、グループのシェアリングの時間に分かれましていました。

     素晴らしい時間と空間を体験できましたことを、感謝します!
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    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-05-11(Mon) 10:34:20】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

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