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    NHK・立花隆氏の「臨死体験」シリーズレポート

     立花隆氏の「臨死体験」についての3日連続シリーズがBS1で放映されました。影響力の強いジャーナリストですので、注目しており、まとめてみました(いつものように、書くときは長めです、、)。

    ◎1日目「死ぬとき心はどうなるのか・人類永遠の謎」

     1日目は、イントロ的な感じの内容で、あまり興味深い点はなかったのですが、いくつか印象に残ったところを記述します。

    ・臨死体験を経験した人は少なくないが、中でも最近は、研究者や専門医が臨死体験したケースが出ている、とのこと。
     →その中で、脳外科医のアレキサンダー医師が注目されているそうです。重症の脳の感染症で臨死状態に陥り、その際に多くの臨死体験者たちと同じように「上から自分の姿を見て、光のトンネルを抜けて、神々しい世界や人と会う」という、いわゆる「臨死体験」をしたそうです。

    ・約1週間、脳に血流が行かない状態に陥り、そのときのCT画像を見ると「脳が機能していない状態だった」ことが分かるとのことで、このことから「幻覚症状のような状態ではない」と自分で説明していました。
     →しかし、ここで別の神経学者が登場し、「1週間の間には、少し血流が回復したときもあり、そこでその体験は起こったと考えられる」というコメントをしたのには、ビックリしました、、。

    ・血流が少し回復しかけた「おぼろげな」脳の活動状態のときに「クリア」な臨死体験が起こる、というのは、矛盾していると感じます、、。
     →「おぼろげ」で不安定な脳の血流のときには、不安定な、言い換えれば“悪夢的な”体験内容になるはずのものが、そうではなく、安定した「神秘体験」、「恍惚体験」が生じるのですから、脳の血流・活動では説明できない現象だ、と考えるのが素直ではないでしょうか、、。

    ・まあ、テーマが「“科学”でどこまで臨死体験を説明できるか?」ですので、科学の範疇の説明しか出てこないのは仕方がないのでしょうが、、。 せめて、結論を無理やり科学で分かっている現象に押し込めるのではなく、「科学ではここまでは分かった」という感じにしていただきたいと思いつつ、2回目を待つことに、、、。

    ◎第2回「体外離脱 心・意識のありかを探して」

    ・今まで、過去からもずっと「体外離脱」の記録はあるが、最近、赤ちゃんのときに体外離脱の体験をして記憶しているケースが出たそうです。
     →現在4歳の子で、2歳のときに話し始めたそうです。

    ・体外離脱について神経学的に説明できるという学者の「体外離脱と自己像幻視の神経学的起源について」という論文があるそうです。
     →てんかんの患者さんに「角回」という部位を電気刺激すると、体外離脱の感覚が生じる、とのこと。

    ・そこで、かの有名なノベール賞学者の利根川進博士が登場
     →記憶には「リアルメモリー(本当の記憶)」と「フォースメモリー(偽りの記憶」の2つがあり、両方とも脳の同じ部位が働いているので、本当か想像かの区別ができないのだ、と説明。
     →ここは、あたかも体外離脱はフォースメモリーである、という雰囲気が出ていました、、(ちょっと行き過ぎの感じがしました)。

    ・そして、ここから、結局大事なのは「意識」だ、という方向性に。
     →「意識の科学」というキーワードになり、意識は「自我」ともいえるし、「感覚を統合する機能」ともいえ、「どうやって意識が生ずるのか」を追求する方向に。
     →体外離脱のテーマなのに、「意識」がテーマになりました。しかし、究極は「意識」の問題になるのは間違っていないですし、私自身も「意識」についてはとても興味があるので、「来た、来た、、」という感じで歓迎でした!

    ・ここで、「分離脳」という話に。
     →患者さんの中に、治療のために左右の脳をつないでいる「脳梁」という部分を切除して、左右の脳が分離されている人がいるそうです。

    ・この分離脳の人は、左眼だけで見ると右脳だけで判断するので、「見たという意識はない」そうですが、「それを象徴するイメージ」は覚えているそうです。
     →映像では、“テキサス”という文字を見せたら、カーボーイハットが浮かんできて、それはどこにあるの?と聞いたら、「テキサス」と答えていたました。なるほど、右脳のイメージですね。

    ・そして、最近、分の悪い、固いイメージに陥りがちだった「左脳」が、実は、「意識」と関係が強いとのこと。
     →左脳が働いていないと、明確に認識、意識ができないということのようです。私は、結構「左脳」も大事に思っていたので、納得です。

    ・ここで、「意識を作る細胞を探したが、見つからなかった」という学者たちの驚きの発想が紹介されました、、。
     →特別に「意識を作る細胞」があるのではないか?、と追い求めたということです、、! ある意味、すごいですよね、この発想が、、。もちろん、なかったわけです。

    ・では、「なぜ、意識が生ずるのか?」について、科学的にはつかめていないので、諸説あります、という流れに。
     →ここで、諸説として、
    「宇宙に量子として漂う」
    「幻覚にすぎない」(意識自体も幻覚にすぎない)
    という2つが、一緒に、文字で紹介されました(扱いが悪すぎます!)。

    ・特に「宇宙に量子として漂う」というのは、最近、研究が進んでいる「フィールド(ゼロ・ポイント・フィールド)」のことです。もう少し、取り上げてもいいと思うんですが、、。

    ・そして、次に最近注目されている理論として「統合情報理論」が紹介されました。クルストフ・コッホ博士とジュリオ・トノーニ博士が提唱している意識に関する理論です。
     →意識は、単独の細胞から生まれるのではなく、種々の感覚などがクモの巣のようにつながってできるものであり、統合されたときに生ずるものとしている点は、納得できるものでした(アルゴリズムのメカニズムを当てはめているようです)。

    ・そして、立花氏が魅力的に映ったのは、おそらく、意識を数式で表せるとしている点もあるのだろうと感じました。
     →難しい数式も出ていましたが、要するに、「意識の量」は「神経細胞の数」と「(神経細胞の)つながりの複雑さ」の掛け合わせで決まる、という意味合いでした。
     →このため、人間だけでなく、動物にも意識はそれなりに生ずるし、器械にもある程度意識を生じさせることはできる、としていました。

    ・ここのところは、「量子脳理論」を提唱しているロジャー・ペンローズという、イギリスの数理物理学者(こんな専門領域があるんですね)が「細胞の微小管の数の多さが意識の複雑さ、高度さになる」という説を提唱しており、線虫からようやく意識が生ずる計算になる、としていたのを思い出しました。

     2日目は、途中までは、フォースメモリーの話になり、「おいおい」という感じでしたが、後半の「意識」に迫っていく流れは、立花氏の視点の良さが出ているように感じました。そして、第3回に、、。

    ◎第3回「神秘体験と死を越えて 意識と夢のボーダーランド」

     第3回は、主なテーマが臨死体験でよく報告されている、“光に導かれ、美しい風景や高貴な存在に出会う”という「神秘体験」。

    ・まず、いきなり、最近「神秘体験」を作り出せる「神のヘルメット」を開発した神経学者・ローレンシャン大学のマイケル・パーシンガー博士が登場

    ・そして、次にネズミの脳で、臨死状態のときにおこる現象を研究しているミシガン大学のジル・ボルジギン博士が登場。
     →ネズミを心停止させると、脳の奥深くの化学物質(セロトニンなど)が、通常の30倍くらいに急激に増加する、とのこと。
     →これにより、幻覚が生ずる状況になることが想像できるとのこと。

    ・そして、先ほどの「神のヘルメット」の装置をつけると、コイルで弱い磁場を発生させるため、電流が脳に発生し、特に「側頭葉」が刺激されるようになるそうです。
     →そうすると、恍惚とした神秘体験が起こる人がいる、とのこと。80%の人が何らかの体験を感じるとのこと。ちなみに、映像では、少女が体験して、「自分が体から抜け出て、上から見ていた」というまさに「体外離脱」体験と、「周りに何かがいるような感じがした」という体験を述べていました。

    ・しかし、その感覚は神秘体験のような至福な感覚ではなく、「恐い感じ」と言っていましたので、神秘体験とは異なるといえます。立花氏も体験していましたが、何も感じなかったとのこと。

    ・ここから、立花氏は「神秘体験は夢に近い現象なのでは?」と考えたとのことで、神秘体験と夢の相似性を研究している学者のところに、、。
     →「明晰夢」を研究しているスティーブン・ラバージ博士によると、明晰夢というのは、通常の夢とは異なり、「自覚しながら見る夢」なので、「自分で夢の内容を変えられる」ものであり、はっきりとした意識の中で夢を見ている状態だそうです。博士は、長年の訓練でできるようになったとのことでした。

    ・これを科学的に研究しているのが、マックス・プランク研究所で、明晰夢を見ているときの脳は、「前頭葉」ともう一つ「けつ前部」という部位が活性化していて、かつ多くの部分がつながって活動している特殊な状態だそうです。
     
    ・そして、立花氏は「なぜ、死の間際に神秘体験が生ずるのか?」という問いを持ちます

    ・その一つとして、神秘体験のときに感じることの多い「偉大な存在を感じる」という現象は、脳科学ではどいういうことが考えられるか?という問いをケンタッキー大学の神経学者のケビン・ネルソン博士に投げかけます。
     →脳科学的には「辺縁系」が関係しているとのこと。そして、夢を見やすい人のほうが神秘体験をしやすい、とのこと(私は、あまり夢を見ませんが、日中から、しらふでもほろ酔い気分です)。

    ・ここで、神秘体験の「仮説」として、以下のようになると紹介。

     「死の間際に、脳の辺縁系が活性化し、きわめて浅い眠りの状態になり、セロトニンなどの幸福感に関係する化学物質が大量に分泌され、側頭葉という自己認識と言語に関係する部位も活性化するために起こる」
     そして、これは「本能に近い現象」である。

    ・死に行く人の多くは、微笑みを浮かべて亡くなっていき、「いい死に顔でしたね」と言います。そうすると、周りの家族も安心できるという状況がよく見られます。

    ・脳の中では、おそらくこのような状態が起こっているのでしょう。そして、ここで、立花氏は、予想外の素晴らしい問いを掲げていました。

     →「なぜ、神秘体験があるのか」

    ・そして、この問いには、ケビン博士も「科学者が答える問題ではない」とし、「この答えは個人の信念によるもの」と分けていたのはホッとしました(この博士の奥様が末期がんの状態で、そのケアをする博士の態度は科学者ではなく、人間の姿でした)。

    ・最後には、体外離脱体験の研究で有名なレイモンド・ムーディ博士に再会しに行く、という場面でした。
     →こういう研究をしていても、以前のムーディ博士は「死後の世界」は否定していたそうですが、自殺を図ったときに臨死体験をしたそうで、それ以来、逆の考え方に変わった、というこれまた驚きの情報でした。

    →もう少し、量子論の世界にも入ってもらえたら、、などのような感想もないではないですが、最後に、立花氏の
    「死ぬことはそれほど怖いことではないと思うようになった」
    という言葉だけでも、NHKという影響力の強いメディアで扱われて良かったと感じました。
     
     ときには、このような思索もいいもんですね。
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    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-03-27(Fri) 11:53:51】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

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