ロルフィング体験感

    「ロルフィング体験感」

     念願の「ロルフィング」というボディワークを体験させていただきました。私は、あまり運動をするほうではなく(“ジム”での“事務”的なエクササイズは好きではなく、森林散策くらいです)、ボディワークについても、健康管理としてクリニックに来てくれている整体師の方に定期的にケアしてもらってはいますが、それ以上はあまり行っていませんでした。

     しかし、心療内科のベースの医学として、心身医学がありますが、そこでは、「心→体」への影響と、「体→心」への影響の両方があることを一応学びます。中心は、いわゆる心理療法といわれる「心→体」のものです。

     ところが、たとえば、トラウマなどの症状は、心理療法では十分効果が出ないことが分かってきており、悩んだ心ある心理療法士の方は「トラウマ解放エクササイズ」などの「体→心」の方向性のアプローチに行きついているという現状も起こってきています。

     そういう実際の例もありますが、私個人がなぜ「体→心」の方向性、そしてロルフィングに関心をもったかといいますと、

    ○まずは、「体→心」の方向性を研究する「ソマティック心理学(身体心理学)」という領域があることを知ったからです。久保隆司さんに、ホリスティック医学協会のスピエネットで講演していただき、『ソマティック心理学』(春秋社)という素晴らしい本を知りました。今では、「日本ソマティック心理学協会」という団体が久保さんが会長になり、昨年発足しています。

    ○もう一つは、“エネルギー医学”という興味深いテーマの中で、実際に“エネルギー”が体の中を伝わるメカニズムはどこまで分かっているのだろうという興味があったのですが、やはりスピエネットのエネルギー医学・情報医療に関する『ザ・リヴィング・マトリックス』というDVDの解説講座で『エネルギー医学の原理 その科学的根拠』(ジェームズL・オシュマン、エンタプライズ刊)という本を担当したことです。

     ジェームズL・オシュマンの『エネルギー医学の原理』には、詳しく原理が説明されており、その中でロルフィングが取り上げられています。創始者のアイダ・ロルフは生化学者だったそうですが(ずっと間違えて理学療法士だと思っていました、、)、近親者の病気から治療、臨床に関心をもち、ボディワークに行き着いたのです。

     このロルフは生化学者ですから、通常のボディワーカーと考える視点が違うわけでして、例えば、化学で聞いたことのあるゾル(液体的状態)とゲル(固体的状態)という視点を体にあてはめています。

     そして、体の中で重要な構造として、「結合組織」、特に「筋膜」に行きつくのです。結合組織は今でこそ、コラーゲンだ、エラスチンだと、美容的に大注目ですが、それまでは、下手をすると、単なる体を支える「支持組織」という程度のものでした。

     しかし、ロルフは、「凝り固まった体は固いゲル的な状態」であり、これでは体のエネルギーの経路になっている結合組織がゲル的になるため、ここを伝わる情報/エネルギーがうまく伝わらなくなるので、ボディケアでほぐして「ゾル的にする」ことが重要という発想を持っていた、とオシュマンは紹介しています!

     私は、この記述に感銘を受けたわけです。そして、ここでいう「情報/エネルギー」というのは、通常の神経やホルモンなどの物質によるものではなく、もう一つの情報伝達経路である、結合組織からなる「生体マトリックス」のことであり、このルートは量子物理学に基づく「超高速情報伝達経路」ということも、とても興味深いわけです(今、ほぼこれにはまっており、量子物理学を調べています。面白いです!)

     そして、ぜひ自分でも、間違いなく、やや固いこの体をほぐしてみて、どのように変わるのかを体験してみたいと思い始めていました。一つ問題があったのです、、。

     この方法は、筋膜のリリースをするので「痛い」のです! 「気が弱い」私は(誤解が多いですが、、)、それで躊躇していたのですが、知り合いだったボディワーカーの金貞子さんが何とロルフィングをやっていらっしゃることがわかり、かつ、「ビビリ」の性格だということで(そうは見えなかったんですが、、)、ビビリの方なら、そこそこの痛さでやっていただけるだろうと思い、お願いした、という経緯です。

     そして、昨日、1回目を体験しました。施術中、やはり自分が固いと思っていた腰と大腿外側は、結構痛かったです。が、緩んだのが分かり、今日の朝、通勤中にいつもは階段の上り下りで、足のツッパリ感があるのですが、今朝はそれがなく、スムーズに足が動きました、、。

     ただ、体はまだ新しい状態に慣れていないので、今までの感じで足を運ぼうとするようで、足が動きすぎてバランスを崩したことがありました。面白いもんです、、。もう少しすれば、体(実は「脳」なんでしょうが)が、新しい体の状況に合わせて指令を出してくれるようになるだろうと思います。

     そして、体が固い自覚はあっても、とくに困った状態はなかったのですが、1か所だけあったのを思い出しました。左手の甲と掌がときどき、固いだけではなく、痛いことがあったのですが、施術で左手をほぐしているときに結構痛くて、金さんから「固いですね。ずっと何かつかんでいたんですかね」と聞かれました。

     それも、今朝はツッパリ感がなくなっています。現時点では、このような感じですが、ちょっとじっくり体感しながら追ってみたいと思っています。10回の標準を体験してみたいと思っています。

     ロルフィングは、単にボディワークを超えて、「生体マトリックス」の中心である、結合組織、筋膜にアプローチする技法という観点で、皆様にも関心をもっていただけるといいと思っています。

     しかし、生体マトリックスという超高速情報伝達組織は、結合組織や筋膜だけではありませんので、ロルフィング以外の「ソフトなアプローチ」や、ボディワークではない方法によるアプローチももちろんあるわけです。ただ、私は体、ボディワークを敬遠がちな人間だったので、バランスとして取り組んでみたいと思っているわけです!
    スポンサーサイト


    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-03-13(Fri) 18:31:52】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

    Copyright © ホリスティックヘルス情報室 スタッフブログ All Rights Reserved. Powered By FC2. 
    skin:*cuteblog*