スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。


    スポンサー広告 | 【--------(--) --:--:--】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

    NHKの医療・サイエンス番組二つから

    ★NHKの医療・サイエンス番組2つから

     NHKのとてもいい番組が2つありました。私は、テレビは選べばまだまだ良い放送があると思っているほうです(バライエティーは、「お試しか!」が終わったのであまり観なくなりました、、、)

    ①NHKスペシャル「腸内フローラ」
     腸内細菌が大事だということはほぼ周知のことです。しかし、“最近”、腸内“細菌”について詳しく解析できるようになってきて、「医療革命」的な状況になっている!という感じでした。

    ・肥満に関して~バクテロイデスという種類の細菌が「短鎖脂肪酸」をだし、これが細胞への脂肪の取り込みを抑制し、一方、筋肉での脂肪の燃焼を増やしてくれる。バクテロイデスが少ないと肥満傾向になる

    ・老化防止~エクオールトいう物質を出す腸内細菌があり、線維芽細胞に作用しコラーゲンが増えるので、しわが浅くなる。その他、更年期のほてり症状が減り、骨密度が増える

    ・糖尿病~先ほどの短鎖脂肪酸が少ないとインシュリンの分泌が減ってしまい、発症に。

    ・がん~アリアケ菌が出すDCAという物質が細胞老化を来たし、発がんの方向へ。このアリアケ菌は肥満になると増える。一方、スラキアNATS菌は、がん予防効果がある(前立腺がんで証明)。

    ・脳・性格~活発なマウスと臆病なマウスの腸内細菌を入れ替えたところ、活発なマウスは臆病な傾向になり、臆病なマウスは活発な傾向になった。

    ・脳・コミュニケーション~4EPSという物質が多いと、コミュニケーションが低下する。この4EPSを取り除くと、コミュニケーションが増える→うつの研究へ応用

    ・IgA抗体~今までも唾液や母乳、赤ちゃんの免疫を担っていることは知られていましたが、何と腸内細菌が腸の粘液層の中に入って安住するために、このIgA抗体が菌の表面にまとわりつき(攻撃するのではなく!)、細菌を守って粘液層の中に引き入れているそうです。

    ・重症には「便微生物移植」~アメリカではディフィシル菌が異常増殖してしまう難病が年間1万人いるそうで(ビックリです)、こういう重症の人は健康な人の腸内細菌を移植する治療があり、映像では実際にその治療を受けた酸素吸入が必要な重症患者が2日後にピンピンしていました。現代医学には、骨髄移植とか血漿交換療法がありますので、似た発想ですね。

    ・腸内細菌が「体質」を決める?!~大きく分けて70種類ある細菌の中で腸に住めるのは4種類だそうで、それを人間が選らんでいるわけです(生物界の共生関係と似ていますね)。この腸内細菌の状態で健康状態や性格傾向が変わる、ということで、ここでも遺伝子が決めるのではなく、腸内細菌が決めているという感じで、ブルース・リプトンが紹介しているエピジェネティクス(遺伝子が決めているのではなく、環境が決めている)という考えに沿っていました。

    ・どうしたら良い腸内細菌が増えるのか~「食物繊維」がエサになるので、ごぼう、玉ねぎ、アスパラガス、豆類(納豆、大豆)を摂るとよい

     こんなに多くの知見をしっかり紹介してくれていて、とてもためになりました。

    ②サイエンスゼロ「マイクロRNA」
     これも、夜11:30からと遅いのですが、とてもよかったです。ナビゲーターが量子物理学の解説に定評のあるサイエンス・ライターの竹内薫氏というのもうれしいです(ぜひ、ブルーバックスの竹内薫氏の本を。おすすめは、スターバックスでブルーバックスを読むことです)。

    ・マイクロRNAとは~メッセンジャーRNAなどいくつかのRNAは知られており、これらは塩基が何千個もつながっていて結構長いのですが、たった22ケの塩基からなるとても小さいRNAがあるのだそうです。小さいので、DNA情報を読み取るような大きな働きはしていないため、見過ごされてきたRNAです。人間は2500種類くらいあるそうです。

    ・何をしているのか~メッセンジャーRNAが働いてタンパク質をつくるのを止める「調整役」をしているそうです。つまり、この小さなマイクロRNAがくっついたメッセンジャーRNAはタンパク質をつくることができなくなったり、つくる量が減るそうです。

    ・どのようにとめるのか~1種類のマイクロRNAが何と、100~1000種類のメッセンジャーRNAをとめられるそうです。そのとめかたがすごいです。免疫の抗原抗体反応は「鍵と鍵穴」の関係のようにピッタリ合う、という方法でしたが、マイクロRNAは、22ケの塩基の一部分がメッセンジャーRNAに結合すれば作用を起こす(とめる)ことができるので、共用できるため1種類のマイクロRNAが100~1000種類のメッセンジャーRNAに対応できるというわけです。

    ・老化との関係~コラーゲンをつくる線維芽細胞中にマイクロRNA22という種類が、老化すると2倍に増える

    ・がん~マイクロRNA34aという種類は、がん抑制遺伝子のp53という遺伝子をブロックしてしまうものを排除する働きをしてがんの抑制に働いている

    ・がんの早期発見の検査への応用~腫瘍マーカーは、がんがある程度大きくなってがん細胞がこわれて出てくるので早期発見には遅いが、このマイクロRNAは早期から動きがあるので、現在、国のプロジェクトとして研究中である

    ・マイクロRNAが人間が多い意義~ゲノム解析で人間のDNAのほうはあまり他の動物と数が変わらないことが分かり、結構ショッキングだったのですが、このマイクロRNAは人間が飛びぬけて多いそうで(ショウジョウバエの5倍と言っていました)、それが複雑な「調整」ができるということになり、高等動物たる由縁につながるようです。人間の高等性はマイクロRNAの数が一因だということのようです!

     ホリスティック医学は、必ずしも最先端医学というわけではないですが、やはり最先端の医学情報も知り、そこからの知見をホリスティックな方向と結びつけることが重要だと思います。
    スポンサーサイト


    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-03-13(Fri) 18:12:27】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

    Copyright © ホリスティックヘルス情報室 スタッフブログ All Rights Reserved. Powered By FC2. 
    skin:*cuteblog*   
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。