◎「量子医学」を切り開いた・名著『フィールド』連続解説講座報告

    今週末、日本ホリスティック医学協会では「量子医学革命 エネルギー医学と潜在意識」というテーマでシンポジウムを開催します。

     ありがたいことに、大変好評をいただき、10月中旬には満席になり、多くの方に席がとれなかったとのお言葉をいただきました。申し訳けありません。

     医療の問題点が浮き彫りになってきた今こそ、ホリスティックな視点で医学・医療を考えるべき時代であり、
    鍵として取り上げましたのが「エネルギー医学」と「潜在意識」なのです。

     このために必要な学問的視点が「量子医学」という方向性でした。この視点を切り開いたのが医療・科学ジャーナリストのリン・マクタガートの名著『フィールド』です。

     シンポジウムに参加できない方にもお勧めしたいのが、申し込み可能な『フィールド』解説連続講座です。

     著者のマクタガートは、代替療法の人々が使う「エネルギー」という言葉が気になっていたのです。

     「そもそも彼らが語っているエネルギーが正確にはなんのエネルギーなのか、ずっと疑問を感じつづけていた。、、このエネルギーがどこから来るのか。そもそもどこにあるのか。そのエネルギーはどのように微細なのか。人間のエネルギー場といったものは存在するのか。彼らが語っているのは、こうした代替医療のヒーリングだけでなく、まだ説明されていない生命の謎の多くに答をだせるものなのか?

    エネルギーやらヒーリングに関する代替医療の世界では、憶測ならすでに十分行われていたし、私が知りたかったのは、数学的にも実験的にも証明可能なものに立脚した新しい理論――現実世界をきちんと把握し、理解できる厳格な方程式、つまり真の物理学――だった。

     探索を始めてみると、少数ながら足並みのそろった、立派な経歴をもつ一流の科学者たちがいて、その全員が同じものをそれぞれ別の側面から研究していることがわかってきた。彼らの発見は常識をひっくりかえすものだった。
     彼らが取り組んでいた研究は、現在の生化学や物理学の法則をくつがえしているかのように思われた。そうした研究は、ホメオパシーとスピリチュアル・ヒーリングがなぜ効く可能性があるかを説明してくれるだけではない。その理論と実験がいっしょになって、新しい科学、新しい世界観までも誕生させている。」

     このマクタガートの“ジャーナリスト魂”ともいえる情熱、好奇心によって、この名著が生まれ、エネルギー医学を推進することになるのです、、。

     それでは、10月1日に行われました連続講座の第1回の報告です。

    ○名著『フィールド』の意義と“非局在性” ホリスティック・リーディング研究所代表・神尾学

     本書『フィールド ~響き合う生命・意識・宇宙』 は、この革命が進行する過程を描いた物語である。

     そして、この革命を進行させるための重要なキーパーソンがエドガー・ミッチェルです。

    ・エドガー・ミッチェル
     1930年生まれ。カーネギー・メロン大学から生産管理学の理学士号、米国海軍大学院から航空学の理学士号、マサチューセッツ工科大学から航空学と宇宙航法学の理学博士号を取得。
     1971年、アポロ14号に搭乗、月着陸船の操縦士という大任を果たし、人類史上6番目に月面を歩いた人間となる。
     1973年、米国海軍と宇宙飛行士計画から退官一年後にインスティテュート・オブ・ノエティック・サイエンセスを設立。

    ・ミッチェルに起きた神秘体験

     それは、「あらゆる存在が物理的時空間の制約を超えて相互に結びついていること」を指す「非局在性」(ノンローカリティ)という現象だったのです。

     「窓越しに宇宙を見つめていたミッチェルが、それまでに感じたことのない奇妙な感覚にとらわれたのは、そのときだった。
     それは、あらゆる惑星と、あらゆる時代のあらゆる人間たちが、なにか目に見えない網の目によって結びついているという、一種の結合感だった。

    ここにはあらゆる人々を、そうした人々の意思や思考を、そして、生命の有無にかかわらず、あらゆる時代のすべての物質を結びつけている巨大な力の場(フィールド)が存在している。そう感じられた。
     ミッチェルが行ったり、感じたりしたことはすべて、宇宙の他の部分に影響を与え、その一方で、宇宙におきた出来事のすべてが、自分に対して同じような影響を与えているように感じられた。

    これは単純に頭の中で理解したものではなく、もっと内奥から感じられる圧倒的な感覚だった。まるで彼の肉体が宇宙船の窓から外に拡がり、はるかな宇宙の果てにまで達しているようだった。
     ミッチェルは神の顔を見たわけではない。それは通常の宗教的経験というよりむしろ、直観的な意味の把握というべきものだった――東洋の宗教ではこれをしばしば『法悦(一体感の恍惚)』と名づけている。」

     神尾学氏は秘教の専門家ですが、このミッチェルの神秘体験について秘教の視点から考察してくれました。

     ミッチェルの神秘体験は、「あらゆるものが個々別々に分離していると認識している人が、その分離は単なる錯覚だと理解する瞬間である」という“サヴェタルカ・サマディ”にあたるのだそうです。
     そして、サマディ(三昧)という境地にはいくつかのレベルがあり、このサヴェタルカ・サマディは、初歩の段階のサマディにあたるそうです。
     また、ミッチェルは、「完全な一体性が実在性の基準であると、人は不意に、経験的に理解するのである」と記述している点については、ミッチェルの体験は「不意に」訪れているが、サマディに至るためには、不意に、偶然にしか起こらないわけではなく、多くは瞑想などの修行的な実践を継続的に行うことで達するのが一般的だと解説してくれました。

    さらに、続きます。

    「標準的な生物学から明らかに抜け落ちているのは、秩序をもたらす組織化の本質――つまりは人間の意識――に対する説明だった。ミッチェルは、宗教的体験、東洋思想、そして意識の本質を扱っていたごくわずかな科学的証拠に関する本をむさぼり読み始めた。
     ミッチェルはスタンフォード大学の多くの科学者たちとともに、初期の研究に着手し、この種の研究に研究費を提供する非営利団体、ノエティック・サイエンス(知識科学)研究所を創設すると、意識に関する科学的研究を収集して一冊の本にまとめはじめた。」

     こうして、宇宙飛行士として体験したことが、ミッチェルをノエティック・サイエンス研究所の開設へと向かわせることになったのです、、。

    「ミッチェルは、旧来の世界観では説明できない発見をしつつあった、数多くの有名大学――イェール、スタンフォード、バークレー、プリンストン、エディンバラ――の信頼できる科学者たちと接触するようになった。
    こうした研究者全員に共通していた重要な特質は、疑念を心にとどめ、真の発見に対して心を閉ざさないでいようとするはっきりした意思をもっていたことだった。
    ミッチェルが彼らと接触してみると、ばらばらだった仕事がひとつにまとまり、進化、人間の意識、そしてあらゆる生き物のダイナミックスに関する新しい理論へと結実しはじめた。」

     それぞれが重要なものであっても、バラバラでは力にならないものを「まとめる、統合する」という役割はとても重要ですね、、。私たち日本ホリスティック医学協会も、そのような役割を果たす団体になりたいという思いで活動していきたいものです、、。

    ○「ゼロ・ポイント・フィールドとは何か」 NES HEALTH JAPAN 代表 寺岡 丈織

    「ゼロ・ポイント・フィールド」という言葉は、魅力的な響きですが、よく分からない言葉でもありますね。寺岡氏はとりあえずネットで検索してみたそうです、、。

    「ゼロ点エネルギー(ZERO POINT ENERGY)は一般的な科学用語で、量子力学の教科書にも登場するが、ゼロ・ポイント・フィールドという言葉はあまり一般的ではない」

    ことが分かったそうです。この本の中にも、「物理学者が真空とも呼ぶゼロ・ポイント・フィールドは」という記述も見られますので、一般的には「真空」ということになるようです。

    では、「ゼロ・ポイント・エネルギー(ZPE)」とは…

     零点エネルギー(れいてんエネルギー、英: zero-point energy)あるいはゼロ点エネルギーとは、絶対零度においても原子が不確定性原理のために静止せずに一定の振動をする場合のエネルギーである。零点エネルギーは量子力学の系における最も低いエネルギーである。基底状態のエネルギーと言いかえることもできる。量子力学では、すべての粒子には波動性を持っているため、基底状態であっても振動した状態にあり零点エネルギーというエネルギーを持つことになる。結果として、絶対零度であっても振動していることになる。たとえば、液体ヘリウムは零点エネルギーの影響で、大気圧中ではどんなに温度を下げても固体になることはない。零点エネルギーの考えは、1913年のドイツにおいて、アルバート・アインシュタインとオットー・シュテルンによって生み出された。この考えは1900年に書かれたマックス・プランクの式を元にしている。  (Wikipediaより抜粋) 

     そして、リン・マクタガートの科学リサーチによると…

    「量子力学がもたらした最大の発見というのは、ゼロ・ポイント・フィールド(ゼロ点場)である。

      ここでは素粒子同士がエネルギー交換を行い、絶えず振動し続けている。ボールをパスし合うようにエネルギーが交換され、仮想粒子と呼ばれるものが一瞬で生まれては消滅している。※正確には10のマイナス23乗秒。0.00000000000000000000001秒

     素粒子1個の交換から生まれるエネルギーは、わずか0.5ワットほどだが、宇宙全体でこの運動が行われており、そのエネルギーをすべてかけ合わせれば計り知れないほどの力となり、何もない空間にエネルギーが満ち溢れる…。一つのエネルギーは、0.5ワット程度だが宇宙全体では計り知れない量になる、、。

     その量とは、物理学者のリチャード・ファインマンが、このエネルギーを例えて「1㎥の空間に含まれるエネルギーが、全ての海の水を沸騰させるにたる」と言っているほど、膨大なエネルギーだと考えられている。」

     そして、ゼロ・ポイント・フィールドがもたらす種々のメカニズムの代表的なことが紹介されました。

    ・量子的存在に作用し、一方の存在が他方に影響する基盤となるメカニズムが、ゼロ・ポイント・フィールドの変動だったとしたら、宇宙のあらゆる部分が互いに結びついている可能性がある。

    ・物質的なものと、非物質的なものが存在するのではない。「エネルギー」という実在だけが存在する。

    ・ゼロ・ポイント・フィールドからエネルギーを意識を集中させるだけで意のままに活用できれば…
    ・空間移動
    ・空中浮揚
    などの現象が起こりうる、、。

    ・この宇宙の真の姿は、流動的で変化可能な、「ゼロ・ポイント・フィールド」という情報フィールドに刻み込まれて記憶された「情報」なのかもしれない。

     『フィールド』の世界、いかがでしょうか。この後も、あと3回の解説講座が行なわれます。これからの受講も可能ですので、シンポジウムにご参加できない方もぜひ、量子医学の基本となる「フィールド連続解説講座」をご活用ください。

    ○第2回:12月3日(土)“ヒーリングのメカニズム”と“水”の情報伝達
    http://www.holistic-medicine.or.jp/s…/s_office/entry4269.php

    ○第3回:2月4日(土) “生体光子(バイオフォトン)”と“脳・意識・ホログラフィー”

    ○第4回:4月1日(土) “量子生物学の夜明け”と“信念・想念の力”
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    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2016-11-19(Sat) 10:14:00】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

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