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    大阪で植物療法関連の講座をしてきました!



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    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-05-25(Mon) 12:30:47】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

    「インテグラル(統合)理論・実践編~ボディ編、スピリット編」報告

    ◎「インテグラル(統合)理論」実践編~ボディ編・スピリット編報告(長いです)

     昨日は、和ハーブ協会さんの「森林療法・樹木講座」を多摩の神代植物公園で担当させていただき、とてもすがすがしい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

     現在、私は、大きく3つのテーマに関心を深めていまして、一つが「植物療法」(森林療法、メディカルハーブ、フラワーエッセンスなど)、二つめが「エネルギー医学」(スピリチュアリティも含めて、量子論からアリス・ベイリーの秘教治療など)、そして、3つめが今日ご報告する「インテグラル理論」(インテグラル・ライフとかホリスティック・ライフスタイルなどの人生観、世界観)です。

     これらの3つを、日本ホリスティック医学協会のネットワーク活動で種々の講座によって、勉強させていただいておりますが、最後の「インテグラル理論」は、日本では中々普及しずらい状況なのがとても残念に思っています。

     このインテグラル理論は、実は、心理学領域の一つである「トランスパーソナル心理学(超個心理学)」というスピリチュアルな傾向の心理学の天才的な論客であったケン・ウィルバーが提唱した思想・哲学です。

     なぜ、ウィルバーが転換したかといいますと、種々の理由はあると思いますが、その中心が、「トランスパーソナル(超個)」の領域の心理学を行ってきたところ、「パーソナル(個)」をある程度作った人がさらにその先(上)のスピリチュアルとか悟りの境地へ向かうためのものはずが、パーソナルにも取り組んでいない「プレパーソナル(前個)」段階の人がパーソナルを作るプロセスをワープしてくる場所になっていることに気づき、トランスパーソナルの前に、「統合された個」をつくるための「インテグラル(統合)理論」の必要性を痛感したためです。

     ですので、いきなり「悟り」だとか「スピリチュアル」ではなく、「普通の人間(個)」となるための思想・哲学・理論であり、そういう意味では、「生きるとは?」という「実存レベル」のあたりのための理論です。

     心療内科などの現場で困っている患者さんの多くは、「生きる意味」などの実存レベルの手前の「生活レベル」で困っている方が多いといえば多いので、「悟り」とか「スピリチュアル」なレベルは先の先の話で、「生きるとは」の実存レベルも先の印象があります。

     とはいえ、心理学が病理を中心とした精神分析だけでは足りない面があるとして、その辺の突破口を開いたのが、マズローが提唱した「人間性心理学」だったわけですが、その延長に「実存心理学」が、そしてさらに「トランスパーソナル心理学」が発展してきました。

     ところが、先ほども触れましたように、パーソナルをある程度つくってから行くべきトランスパーソナルの領域に現実、自分づくりをワープしてくる人に対して、まず実存レベルのための枠組みがこの「インテグラル理論」だといえます(ここは、やはり「ある程度」という範囲でしょう。完全にパーソナルができてから、次に「トランスパーソナル」というはっきりした段階になっているわけではありませんので)。

     そして、また臨床レベルに戻りますと、生活の悩み、ストレスで不調になっている患者さんは、一部は、精神分析レベルの深い問題の方がいますが、多くは、むしろ「実存レベル」の意識が不足しているために悩んでいるように私は感じています。

     ですので、心理学でいえば、精神分析よりも、交流分析とかアドラー心理学(最近ビジネス業界でモディファイしているものではなく、本来のアドラー心理学です)の内容を、私は主に診察で活用しています。そして、それは、インテグラル理論にとても通じるものだったのです。

     つまり、多くの患者さんが、視点が狭くなっていたり、偏っていたりするので、もっと広く多面的に(ホリスティックに)、そして、それを統合的に見る視点があれば、抱えている悩みやストレスはかなり軽減できるわけです。

     そのための現代人にちょうどよい「広がり」と「レベル」を備えているのが、このインテグラル理論だと感じているのです。広すぎても、高すぎても適していないですので、、。

     そのような理由で、日本ホリスティック医学協会の「ホリスティックライフスタイル・ネットワーク」の活動で、現在、このインテグラル理論を取り上げています。それでは、5月16日の講座の報告です。

     ウィルバーは、4つの切り口を設定しており、それは「ボディーマインドースピリットーシャドウ(影)」です。最後にシャドウが入っているのが、とても重要だと思います。シャドウを顧みないで、スピリットの方向を目指しても「益少なし」、といえますので。

     今回は、その中の「ボディ編」と「スピリット編」を行いました。

    ◎「ボディ編」
    講師:有本匡男氏(ホリスティックヘルスケア研究所マネージャー)
    コメンテーター:鈴木規夫氏(インテグラルジャパン代表)

     まず、一番、分かりやすく、取り掛かりやすいのがボディです。しかし、ウィルバーは、ボディについて、
    ①グロス・ボディ(目に見える体、肉体)
    ②サトル・ボディ(見えない体、微細身体)
    ③コーザル・ボディ(魂的な体、無・ワンネス)
    があるとしており、今回は主に肉体となります。

     有本氏は、まだ30代半ばですが、ボディワーカーの専門として種々の経験を積まれてきています。そして、合気道という武道の経験もおありで、その経験がいろいろヒントになっているとのことでした。

     たとえば、合気道で「意-気-血」という3つの重要な概念があるそうですが、これが、「意ーコーザル」、「気ーサトル」、「血-グロス」に相当することが見えてきました。

     これを、「バンパイア理論」と名付けました(念のため、私がです。有本さんはそんな不謹慎なことはおっしゃっていません)。「意ー気ー血」=「生き血」=「バンパイア」と覚えます(必要なかったですね、、)。

     そして、種々の体験、実技を行ってくれながら、体感を交えて理解できるように進めてくれました。さすがに、ボディワーカーだけでなく、育成もされているので、実技の進め方が分かりやすいです。

    ○意識の持ち方で体が変わる
     まずは、片足だちを
    ①普通に外に意識を向けて片足だちする(窓の外の景色に意識を向ける)
    ②次に、自分の中に意識を向けて片足立ちする
    の違いを体感する

     多くの方は、外を向いて片足立ちするよりも、自分の中に意識を向けて立つほうが、しっかり立てるという傾向に。傾向にと書いたのは、私は、普段から外を見ていてもあまり外の情報に引っ張られないようで、自分の中に意識を向けたほうが、逆に意識が入りすぎる感じで力が入る感じもありました、、。

     次に、椅子の背中を使って腕立て伏せを
    ①普通に行う
    ②体の真ん中に太い芯があるようなイメージで行う
    の違いを体験する

     これは、後者のほうが、体がしっかりとしたまとまった感じが出ました。が、やはり逆に力が入った感じも私の場合はしました。

    ○体が「硬い」と「固い」の違い
     
    ①「硬い」の逆は「柔らかい」~これは、関節が硬い、という感じ。
    ②「固い」の逆は「ゆるい」~これは、筋肉が固い、という感じ。
     
     そして、「柔らかい」は一見よさそうですが、あまり柔らかいのも問題が起こる、ある程度の「硬さ」、締まりは必要、とのこと。

     それに対して、「ゆるい」は最適な状態ともいえる、武道でも、自然体で立つ、ときはゆるい状態であり、最も強い、、。

     一方、ゆるいと似ていて、よくないのが「たるんでいる」(嫌な響きですね、、)! 「ゆるい」と「たるんでいる」は違う、、。

     そして、意識の持ち方、方向を変えるということは、実は、ボディから、サトルに変えていたわけで、ボディーマインドースピリットは、それぞれ相互に影響することが分かりました。

    ○相手の背中に手を当て、
    ①掌、眉間、足の裏に意識を向ける
    ②手の爪、後頭部、足の爪に意識を向ける
    の違いを体験する

     これは、①の場合は、意識を相手側に向ける感じで、②の場合は、相手から離れるほうに向ける感じとなります。

    ○さらに、今度は、背骨の突起を確かめながら
    ①掌、眉間、足の裏に意識を向ける
    ②手の爪、後頭部、足の爪に意識を向ける
    の違いを体験する

     今度は、じっくり触る感じですので、①の場合は、ねっとりする感じが出てきます。このように、じっくり触る感じでは、②のようなやや意識を引いた状態で行うほうが心地よいという方向に。

     これは、本当のヒーラーは、自意識を引かせて通過点になる、ということと共通している感じでした。

     ただ、正直に言いますと、私は、相手の意識が向いた①でも不快感はなく、温かさを感じました。よい方だったのだと思います。逆に、相手の方は私が①で行ったのはちょっときつかったそうです、、。

     コメンテーターの鈴木規夫氏は、「今まで、ここまで具体的に体感できるような場はあまりなかったので、とてもよかった。そして、これを通じて、ボディーマインドースピリットが関連しあっていることがよく理解できることになりました」と評価していただきました。

    ◎スピリット編
    講師:川畑のぶこ氏(サイモントン療法協会副理事長)
    コメンテーター:鈴木規夫氏

     この「スピリット」は、魅力的かつ怪しげな響きを持ち、視点によって大分変ってくるものといえますが、インテグラル理論にもっとも適しているのが「瞑想」、中でも「マインドフルネス瞑想」です。

     川畑氏は、サイモントン療法の中で、種々のイメージ療法や瞑想を行ってきましたが、晩年のサイモントン博士は、ティクナットハンのマインドフルネス瞑想を高く評価して、自らのプログラムに加えるようになったそうで、川畑氏も用いてきたのだそうです。

     そして、今回のティクナットハンの一団プラムヴィレッジの5日間のリトリートにも参加してみたそうで、本場のマインドフルネス瞑想を体験した直後でいらっしゃいました。

     医療現場では、J.Kabat-Zinnが開発した「マインドフルネスストレス逓減法」が知られていますが、このZinnもティクナットハンに師事して学んだ方だそうです。

     とにかく、中心は「呼吸に帰る」ということ、とのこと。「呼吸に帰る=自分に帰る=come home,I come body」のような表現がされるそうです。

     そして、「怒り、絶望、恐れ、渇望を変容させる」とされており、その中でもがん患者さんのような立場になると、前の3つの「怒り、絶望、恐れ」が目の前の問題になることが多くなります。

     川畑氏は、前の3つの問題はなかったが、最後の「渇望」という悩みはあったそうで、それは、食べることが好きで、ベジタリアンなどは、生きる喜びを放棄した人、くらいのイメージで、健康を害しても食べること、特にスイーツはやめられない、ぐらいだったそうです。

     しかし、この5日間を経てからは、止めようと思っているわけではないのに、あまり食べたいとは思わず、肉も欲しなくなってきたという違いを感じて、ビックリしている、とのことです。

     このくだりを聞いて、マインドフルネス瞑想は、まさに普通の人の問題、悩みに適した方法であることを再確認しました。確かに、もっと高い悟りを得るための瞑想は、このようなものではないかもしれませんが、このインテグラル理論は、「パーソナル」をつくることを目指すものです。

     そして、「幸せになる道があるのではない。その道こそが幸せなのだ」というティクナットハンの言葉が紹介されました。私は、この言葉が大好きなのです。

     少し前に、あのタモリさんが「夢をもつ」とか「夢がある」と言っているようじゃあ、ダメなんだよ、というような趣旨を言っていたかと思いますが、その生活1日1日そのもの、歩みが幸せという感覚が私は、とても共感していることろです。

     そして、実際に、川畑氏のガイドで、基本的な瞑想を行いました。川畑氏は、長年瞑想のガイドをされているので、やはりとてもお上手でした。

     その後、さらにティクナットハンの教えを紹介してくれました。

    ○Inter-being相互共存~あらゆるものはそれ以外のあらゆるものからつくられている。その代表として、池に浮かぶきれいな蓮の花に対して、「(池の)泥なくして蓮の花は(存在でき)ない」という諺です。

     あのような美しい蓮の花も、池の泥に根を生やしているので、泥をなくしたらあの美しい蓮の花もありえない、、。

    ○目的=Doing(何をするのか)
    瞑想=Being(どのようにあるか)
    瞑想のゴールは「あなたがあなた自身として存在する」こと、、。

     ここも、瞑想というと、何か高みに向かっていく、もっと進化しないといけない、という響きも感じがちですが、このマインドフルネス瞑想では、「あなた自身であること」がゴール、、。

    ○そして、最後に「食べる瞑想」として、川畑氏が今日、購入してきた「高級レーズン」をじっくり味わう瞑想を、、。

     最後の瞑想は、やはり「食べる」になり、そして、わざわざ玉川高島屋で買ってきたトルコ産の高級レーズンです、、となるのが、川畑氏らしい、フレンドリーな流れでむしろホッとする感じですね、、。

     コメンテーターの鈴木規夫氏からは、「ウィルバーは、意識の段階を低いところから高いところまで説明しているので、このインテグラル理論およびインテグラルライフ・プラクティスを高みを目指すものと誤解されがちですが、そうではなく、今日の内容はとても適していた」とのコメントをいただきました。

     私も、この「スピリット編」の内容、レベルが適切であるかどうかが気になっていたのですが、とても適した内容であることを、最後に主催者としてお礼をお伝えして終了とさせていただきました。

     それにしても、この日本の、この時代、もっとインテグラル理論、そして、その実践であるインテグラルライフ・プラクティスが注目されてもいいように思います。次回は、6月20日(土)に、シャドウ編とまとめの統合編を行います。ぜひ、お越し下さい!

    ■日 時:2015 年6月20 日(土) 13:30~
    ■場 所:サニー貸会議室401会議室(JR 神田駅西口より徒歩2 分)
    ■参 加 費: (定員20 名) *全4 回受講の方に修了書をお渡しします。
    シャドー編・統合編両方 ①会員 5,500 円 ②一般 7,500 円
    シャドー編」(13:30~16:30) ③会員 3,000 円 ④一般 4,000 円
    統合編(17:00~20:00) ⑤会員 3,000 円 ⑥一般 4,000 円
    ■申し込み手順
    1.1 氏名(フリガナ)、2 住所、3 電話、4E-mail、5 種別(会員・一般)を、6/12(金)
    までにho-kanto@tg.rim.or.jp 又はFAX(03-5572-8219)へ
    *当日のみ携帯080-5484-8008
    2.申し込み受理お知らせ後1週間以内に参加費をお振込み下さい(1週間以内に連
    絡がない場合お問合わせ下さい)。
    三菱東京UFJ 銀行 西新宿支店(普通)0057567
    特定非営利活動法人日本ホリスティック医学協会
    主催:NPO 法人日本ホリスティック医学協会 関東フォーラム委員会
    http://www.holistic-medicine.or.jp/s…/s_office/entry1881.php


    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-05-18(Mon) 12:22:04】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

    ◎「ティクナットハン・医療心理従者向けマインドフルネス研修会」レポート

    ◎「ティクナットハン・医療・心理従事者マインドフルネス研修会」レポート

     昨日、聖路加国際大学にて、医療・心理従事者のマインドフルネス研修会が行われ、主催の聖路加国際病院精神腫瘍科心理カウンセラーの川畑のぶこさんからご招待していただき、参加してきました。

     実は、この企画は、1年前にスピエネットの神尾学さんから、「来年ティクナットハン師が直接日本で指導する医療・心理者向けの企画の招聘委員会の人が協力先を探しているから会いましょう」と声掛けをしていただき、スピエネットのメンバーでお会いさせていただいた経緯がありました。

     そのメンバーの川畑さんが、サイモントン療法協会のほうで、すでにプログラムの中でティクナットハンのマインドフルネス瞑想をサイモントンがとても好んでいたとのことで、取り入れていらっしゃったという経緯があり、招聘委員会の中に加わり、主催を聖路加国際病院の精神腫瘍科がなさることになりました。

     一般向けの企画のほうにも参加された神尾さんから、「とても気持ちの良い歌の中の瞑想でしっかり睡眠瞑想ができました」というご報告を聞き、夢の中に入れる1日になるのか~、とのんびりと出かけていきました、、。

     ところが、「医療・心理従事者向け」の「研修会」ですので、一般向けとは構成が違っていました、、(甘かった)。のんびりというわけではありませんでしたが、研修としてとても有意義な内容でした!のと、ご招待していただいただけでは申し訳ないので感謝をこめてレポート記事を書かせていただきます。

    ◎聖路加国際病院精神腫瘍科・保坂隆医師の講演

     以前からお名前はうかがっていて、臨床的・実際的な方向にしっかり向かわれている医師という印象があり、一度お話をうかがってみたかった方でした。

    ・まず、実際のがん患者さんの大きな悩みである、「がん=死」というイメージから解放するアプローチ

     →そのために、日本人は50%の方ががんにかかるが、がんで亡くなる方は30%で、残りの20%はがん以外のことで亡くなっている、という統計をお話しするそうです。

     →そうすると、たいていの方が、なるほど、がん=死というわけではないらしい、と納得してくれるそうです。統計の活用のされ方がとてもお上手です。とかく、統計は、逆に「このがんは死亡率○○%です」という感じで悪い印象がありますが、うまく使う手もあるわけですね。

    ・そして、第2のポイントが「そういうわけでがんで死ぬというわけではないので、糖尿病や高血圧のように「慢性病」と考えて下さい」と説明されるそうです。

     →この流れも素晴らしいですね! がんで死ぬのではないが、長いつきあいなので、「慢性病」ととらえましょう~、という流れができていますので、患者さんも納得しやすいと思います。

    ・次に、「脳の癖」の話をされるそうです。「脳は、どうも“後悔”とか“悩み”をネタとして探す癖がある」という説明だそうです。

     →だからこそ、「今、ここに」という方向に脳を向ける、マインドフルネスが重要なんです、と。

     →そして、「脳とは臓器の一つに過ぎない」ことを理解してもらい、「脳はあなたではない」こと、そして、「脳から出て、“あ~、また脳があんなことしようとしているな~”のように、客観的に脳をみつめる」ようにしましょう!という説明に。

     →この辺りは、「俯瞰」とか「観想」に近い感覚が入っていて、素晴らしいですね。

    ・そして、次に、患者さんがよく陥ってしまう「堂々巡り(ネガティブ・シンキング)」から抜け出すためにどうするか?に。

     →脳の働きを踏まえた素晴らしい説明がされました。「基本的に脳は、二つのことを同時にフォーカスできない、、」

     →ですので、何かに熱中すれば、ネガティブな思いがその時間は感じないので、何か熱中することをみつけましょう!と。

     →そして、臨床の先生だなと感じたのが、実際の患者さんが挙げたことを紹介してくれました。
    ○クッキング、ガーデニング
    ○アイロンかけ、編み物
    ○風呂のタイル磨き

     →女性の方が取り組めそうなことばかりで、難しいことは入っていません。特に、最後の「タイル磨き」が結構はまるんです!というのがうけてました、、。

    ・そして、「どのように“雑念”をとるか」という、またとても重要なポイントに、、。

     →その対策、方法に、即、「ガッテン」、押しました。

     →「雲が湧いて、流れていく」様を、「雑念が湧いたら、流す」ことに応用できますと、雲が湧いて流れていく動画まで見せてくれました。

     →さらに、「浮かんでくるのは自然」であり、問題は「その雲をつかんでしまうこと」ですと続きます。

     →「浮かんでくる雑念、悩みをつかまずに、眺めていれば、流れていきます」ということですね。

     →これは、私も、がん患者さんではなく、心療内科の患者さんに行っているもので、「白く雲が流れていく」ということから「有吉君の若い頃、猿岩石のヒット曲“白い雲のように”戦法」として、行っていることでした!

    ・そして、「瞑想」の話に入り、脳波の大変興味深い知見が紹介されました。

     →脳波は、落ち着いたほうがいいというイメージから、アルファ波やシータ波が注目され、ヨガの行者さんはデルタ波も出せるということは前から言われてきましたが、瞑想が深いと、逆にベータ波より速いガンマ波になるという知見です。

    ・この保坂先生は、何と数年前に高野山大学の密教学科に入学し、「密教学科の学位」を取得されたそうです。

     英語の表記は「Esoteric Buhddism」になるそうで、アリス・ベイリーの場合は「秘教治療」が「Esoteric Healing」ですので、同じくエソテリックになるんですね。

    ◎プラムヴィレッジの僧による「Mindfullness Born Peace&Happiness~Mind-Body Medicine for Well-Being」レクチャー

     次に、あちらのブラザーによるレクチャーがありました。この方は、出家する前は「エンジニア、理系」だったので、証明されたことしか言いません、というアジア地域の統括をされている香港の方でした。

    ・最初に、ブッダの5つの教え
    ①年をとる
    ②病むこともある
    ③必ず死ぬ
    ④大切な人、物も変わっていく
    ⑤自分の行いに責任をもつ

    ・そして、beingの5つの要素の説明
    ①Form(物、形)
    ②Feeling(感情)
    ③Perception(認識)
    ④Mental Formation(「心の働き」と訳していました)
    ⑤Consciousness(意識)
     これらが正しく動くために、正しいマインドフルネス、マインドフルな呼吸が重要とのこと(このブラザーは、特に「歩く瞑想」好きだとおっしゃっていました)。

    ・そして、「呼吸」の重要性について

     →呼吸を正しくしっかり行うと、脳のある部分が「活性化」される。そして、不安が40%低下するというデータがあるそうです。

     →そして、「Breathe&Smile」というキーワードに。表の意味は「呼吸と微笑み」ですが、深くは「呼吸=生きている&微笑み=幸せ」ということですと。

    ・ここで、プラムヴィレッジの僧たちの一つの特徴である、素敵な歌の歌詞の説明に。これに合わせて「吸う、吐く」を繰り返せるようになっています。

     →In Out Deep Slow(吸う、吐く、深く、ゆっくり)
      Calm Ease Smile Release(おだやか、やすらか、微笑み、手放す)
      Present Moment(今、このとき)
      Wonderfull Moment(素晴らしい このとき)

    ・そして、ティクナットハン師が作成したマインドフルネスプログラムの4段階を紹介してくれました

     →興味深かったのが、最高の4段階目です。
    ○Impermanence(無常)
    ○Disappear for desire(desireからの解放)
    ○no-birth、no-die nature(自然には生も死もない)
    ○letting go
     さりげなく、仏教の真髄に到達できるように、4段階のステップがあるようです。

    ・そして、最後に、仏教心理学である「唯識」(唯識学の心理学、という通訳でした)です。

     →東洋医学には、心理学と呼べるようなものはあまりないのですが、仏教には心理学である「唯識」があります。

     →基本的に
    ①五感と意識(Mind consciousness)
    ②マナ識(Mana)
    ③アラヤ識(Store consciousness)

     →通常、私たちは、①の五感と意識(顕在意識)しか使っていないとされています。

    ・そして、重要な一文「愛をこめて話し、慈悲をもって聞く」という言葉が紹介されました。

    ・さらに「怒りのときには口を開かない。歩く瞑想をして心を鎮める」というこのブラザーが好きな歩く瞑想のすすめに。

    ・そして、マインドフルネスは「スキル」ではなく、「生き方」です、という締めくくりでした。

    ・理系のブラザーで、かつ出家僧ですので、医療・心理向け研修会にはピッタリの方でした。パワーポイントを使っての説明でした。

    ◎食べる瞑想

     そして、昼休みになり、食事も「食べる瞑想」という位置づけです。
    これは、見知らぬ者同士が向かい合って食べるのには、逆に「話さずに食べること、食べ物に集中する」ということで、私には心地よかったです。

    ◎デイープメディテーション、デイープリラクセーション

     そして、午後は、レクチャーではなく、「深い瞑想、リラックス」の体験でした。

     →この担当の女性の僧(シスター)が、ギターを使って、歌も交えて、深い瞑想に誘導してくれるのが、とても心地よかったです。

     →そして、通訳さんも、ゆっくりした瞑想の誘導に合わせたトーンでとてもよかったです。

     →この方の歌が、CDになっているようでした。ホールに流れていて、皆さんも魅かれていました。

     私は、ここで、所用があり、中座しましたが、その後、グループのシェアリングの時間に分かれましていました。

     素晴らしい時間と空間を体験できましたことを、感謝します!


    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-05-11(Mon) 10:34:20】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

    ◎ホリスティック医学ゼミ報告(2015年5月)『意思のサイエンス』リン・マクタガート、PHP

    ◎ホリスティック医学ゼミ報告「リン・マクタガートの『意思のサイエンス』解説」

     毎月1回、第2金曜の夜に、ホリスティック医学に関する書籍を解説する「ホリスティック医学ゼミ」という、多少“硬派”な講座をしています。今回は、『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』(インターシフト)でその名声を高めた医療・科学ジャーナリストのリン・マクタガート女史の続編である『意思のサイエンス』(PHP)を取り上げて行いました。

     このリン・マクタガートの前著『フィールド』は、現在話題になっている「情報医療(インフォメーショナル・メディスン)」を解説しているDVD『ザ・リヴィング・マトリックス』の基盤になっているといわれ、この作品の中でも中心的な位置づけで登場しています。

     そのマクタガート女史の続編ですので、期待が高まるのは当然ですね。原題は“The Intention Experiment”となっており、「意思Intention」という言葉が目を引きます。似た言葉に、「意志」とか「意識」、「想念」「思考」などがありますが、“意思”がキーワードになっており、次に頻用されている言葉が「想念」です。

     まず、まえがきを見てみますと、「本書は、2001年に出版された拙著『フィールド』(邦訳:『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』野中浩一訳、河出書房新社、2004年)でカバーしきれなかった内容をまとめたものです。・・・中でも最も異端的とされるのが、想念の力に関する新説です。・・・想念は、物理的な物事を変える力をもった整合性のあるエネルギーです。標的に思考を向けることで、機械や細胞のみならず、人体のような多細胞性の生体組織に変化をもたらすことも可能です。この、物体を超えた精神の力は、時間や空間を旋回させることもできるかもしれないのです」

     この数行に書かれていることが主たるテーマになっているわけですが、「想念は・・・整合性のあるエネルギー」とは、想念はコヒーレントなエネルギーであるという意味であり、「物体を超えた精神の力は、時間や空間を旋回させる」とは、時間と空間にしばられず、“時間や空間を逆行できる”という意味であり、かなり意味深なことを言っています、、。

    ○第1部 意思の科学

     第1部は、「意思」という物体ではないものが、どこまで現在の科学で研究され、解明されているのかをおさえてくれています。こういうところが、しっかり理解したいときにはとても役に立つ内容であり、さすがに一流の医療・科学ジャーナリストです、、。

    ○第1章 変化する物体

     量子物理学の不思議な側面の一つに、「非局在性(ノン・ローカリティ)」、または「量子エンタングルメント(からみあい)」(デンマークの物理学者ニールス・ボーアは、電子や光子といった原子内粒子同士が一度でも接触すれば、その後どれだけ離れても互を認識しあい、影響を及ぼしあうことを発見しました。“量子もつれ”ともいわれます)と呼ばれる性質があります。

     しかし、近代の物理学者たちは「非局在性」を量子世界の特質として認めてはいるものの、この不可思議な現象は粒子より大きなものに当てはまらない、原子や分子に関しては、未だにニュートンの法則に則って、それぞれが分離して存在し、予測可能で、測定可能な動きをするのだと考えてきました。

     「非局在性」を自然の特質の一つとして受け入れることで、私たちは自分たちの世界観の基盤に二点間違いがあることに気づきます。一つは、時間と距離を超えて変化は起こらないという考え。もう一つは、粒子によって構成される物質は個々に分離した存在だ、という考えです。

     ここで、マクタガート女史は、粒子のレベルではなく、原子や分子のレベルの、画期的な二つの研究を紹介します。

    ・サヤンタニ・ゴーシュ(サイ)の実験では、リチウム・ホルミウム・イットリウム塩は、磁場を加えられると、予想通り激しく反応しました。しかし、さらに磁場を加えると、不思議なことが起こったのです。磁場を加える頻度を上げるに伴い、原子が速度を上げて、一斉に同じ方向を向くようになったのです。ばらばらだった260ほどの原子が、同じ方向に向き、ひとつになって動き始めたのです。

    ・量子には「粒子でありながら、波動性があり、二本のスリットを同時に通過する」という性質がありますが、原子や分子などの大きな物質では起こらない現象とされてきました。ザイリンガーは、粒子の代わりに分子を使い(60個の炭素原子からなる大きなフラーレン分子を!)、何とこの大きなフラーレン分子がスリットを抜けた後に干渉波ができることを示し、分子でも同時に二つの場所に存在できることを証明したのです。

     →マクタガートに言わせれば、ゴーシュの研究と、二重スリットを使ったザイリンガーの実験は、近代物理学における二大発見です。大きな物体は安定した個体ではなく、必ずしもニュートンの法則に従って動くものではなく、分子を安定させた状態に落ち着かせるには、何か他の影響力が必要なのです。彼らの功績は、量子物理学における不可思議な現象が、量子レベルにとどまらず、目に見える物理的な世界でも起こることを証明した点です。

     →分子のような大きなものがエンタングルメントするという事実は、対象の大きさによって物理学の理論を変える必要はないということを示唆しているわけです。

    ○第2章 人間のアンテナ

     エルマー・グリーンは研究の中で、ヒーリングの最中に膨大な量の静電気エネルギーが起こっていることを提示しました(通常の10~15ミリボルトに対し100倍の1~5ボルトの静電気エネルギー)。このエネルギーの出所を調べていたグリーンは、波動がヒーラーの下腹部から発せられていることを発見しました。そこは丹田と呼ばれ、武道では、身体の内部エネルギーの源であるとされています。

     名著『バイブレーショナル・メディスン』にも頻回に登場する物理学者ウイリアム・ティラーの研究では、霊能者たちは、電気エネルギーだけを取り除くファラデー・ボックスの中に入れられたときには通常以上の力を発揮しましたが、磁気を遮断する部屋に入れられたときには霊能力を一切発揮できなかったことが報告されています。

     →ゲーリー・シュワルツは、これらの結果が重要なことを示唆していると考えました。シュワルツは、意識は電気エネルギーとしてだけではなく、磁気エネルギーも何らかの役割を果たしているのではないかと気づいたのです。ヒーリングは最初電気の大波を生み出すのかもしれませんが、それを送るメカニズムは磁気的なものであるというものです。

     →私たちは「電磁気」という言葉をふだんから何気なく使っていますが、「電気」と「磁気」をまとめて言った言葉であり、「電気」と「磁気」は違う性質であるという認識が足りない傾向があります。『バイブレーショナル・メディスン』では、電磁(EM)と磁電(ME)の違いが決定的な違いとして説明されていましたね、、。

     →電磁(EM)というのは、通常の時空間で起こっている“光速までの現象”を説明できるものであるのに対し、見えない世界の現象を「負の時空間」と呼び、その負の時空間で起こっている“超光速レベルの現象”を説明するときには、磁電(ME)という領域になるということです。、、たった一文字入れ替えただけなのに、、。科学は厳密なんですね。

    ・そして、マクタガートは「ヒーリングが磁気的な現象だとしたら、むしろ光のような、量子の領域に近いものなのかもしれません。、、確かに光波なら、ほぼ瞬時に情報を体中に伝達することができます」と展開していきます。

     →確かに光波なら、ほぼ瞬時に情報を体中に伝達することができます。そして、光の波が生命体のコミュニケーションのメカニズムであるなら、肉体の部位それぞれが同時に別の動きをする理由も説明できます。

     この微小な光を目で見るための方法を模索していたシュワルツは、最新技術である電荷結合素子(CCD)カメラを搭載した望遠鏡を用い、ヒーラーたちの左手から光線が流れ出ているのが、はっきりと写っているのを確認したのです。とうとう、答えを見つけたのです。ヒーリングという人間の想念は「光の波を作り出す」のです。

     そして、ポップが生命体の中にあるコヒーレントな光(生物光子:バイオフォトンのことですね)を発見してから、“精神のプロセス”も「ボース=アインシュタイン凝縮」を起こすのではないかと考える科学者も出てきたのです。

     →ここにも、アインシュタインの名前が出てきます、、。さすがですね。極超低温に冷却することでほとんど動かなくなる、原子と分子に特有な現象として報告されたものですね。

     そして、フロンティア・サイエンスの第一人者であるイギリスの科学者ロジャー・ペンローズとアメリカのアリゾナ大学の麻酔専門医スチュアート・ハメロフは、細胞の基本構造を形成するマイクロチューブル(微小管)は「光のパイプ」であり、そこを通ることで混沌とした波動信号がコヒーレントな光子に転換して体中に送られると主張しています。

     何かに向けられた“想念”は、「電気」と「磁気」の双方のエネルギーとなって現れ、整然とした光子の流れを生み出し、おそらく、私たちの想念は(レーザー光のように)高度にコヒーレントな周波数として機能し、分子の構成を変えてしまうのでしょうと、マクタガートはまとめています。

    ◎第2部 パワーを高める

     そして、第1部の科学的根拠をもとに、マクタガート女史は、いよいよ想念、意思のパワーについての説明をしてくれています。

    ○第5章 ハイパースペースに突入する
     
     「リラクセーション反応」の研究で名高いハーバード大学の心臓学者ハーバート・ベンソンは世界中を巡って、想念が起こす奇跡を何度も目撃しています。

     →1990年の冬、インド北部のヒマラヤ山脈の寒風吹きすさぶ僧院で、チベット仏教の僧侶の一団が、静かに目を閉じ、瞑想をしていました。身を覆うものがほとんどない状態にもかかわらず、彼らは凍りつきそうな空気にもまるで無頓着に見えました。一人の僧侶が彼らの間を歩き、冷水に浸した布で一人ひとりをくるみました。

     →こうした極限状態に置かれた場合、普通なら肉体はショック状態に陥り、体温は急激に下がります。体温が七度下がると、人は一分以内に意識を失い、生体反応も消えるのです。

     →しかし、僧たちは震えるどころか、汗をかき始めたのです。そして、、そのときの脳波がまたまた驚愕する状態だったのです、、。

     高い集中状態にある僧たちは短時間に、ベータ波からアルファ波優勢に移行し、その後またベータ波に戻って、最終的にはベータ波よりももっと活動的な「ガンマ帯域」(25~75ヘルツ)にいたったのです! 

     脳波の最も高い周波数であるガンマ帯域は、脳が最大限の力で活動していることを表します。何かに没頭しているとき、記憶をふるいにかけているとき、深いレベルで何かを学んでいるとき、大いなる閃きにとらわれたとき、などがそれに当たるそうです。

    ◎第6章 イン・ザ・ムード

     先ほども出てきた学者のベンソンは、祈りに関するプロジェクトをSTEP(Study of Therapeutic Effects of Intercessory Prayer:仲裁的祈りのセラピー効果に関する研究)と命名し、大規模で科学的根拠のあるものにしようと考えていました。

     →ベンソンほどの学者が、祈りの効果、想念の影響についての、きちんとした研究を発表してくれると、医学界では大きな影響があるため、期待された研究でした。

     →祈ってもらっていることを本人が知っているグループ、知らないグループ、祈ってもらっているかいないかを知らないグループの順に祈りの効果の大きさが現れるのではないかという予想に反し、知っているグループの結果は散々だったのです。

     →関わっていたマクタガートは、この結果により予定していた研究を再考せざるをえなくなったそうです。しかし、マクタガートは冷静に分析してみたのです。そして、実験方法そのものに問題があったのではないか?と気づいたのです。

     →たとえば、ヒーリングの内容を具体的に決めておらず、祈祷者それぞれの哀れみの心に任せていて、ベンソンの指示は「手術が成功し、早く健康が回復し、合併症がありませんように」という一節を入れることだけで、具体性に欠けていたのです。

     →祈りの領域のパイオニア的研究者のエリザベス・ターグの実験では、ヒーラーたちはエイズ患者の免疫組織のT細胞の数を教えられ、それを増加させることを具体的に祈っているのと比べると違いが分かります。

     また、祈祷者グループは祈る相手の苗字のイニシャルと下の名前しか教えられませんでした。これだけの情報では、祈祷者たちは祈る相手と「深いつながり」を覚えることはできなかったはずです。

     →この“深いつながり”こそ、ノエティックサイエンス研究所(IONS)のマリリン・シュリッツと超心理学者のディーン・ラディンが、遠隔的な影響力に必要な要素の一つとしたものだったのです。

     →現実の生活では、人間は自分が祈る相手と「深い関係」を育みます。マリリン・シュリッツが指摘したように、多くの実験では、科学者たちが「生態学的妥当性」と呼ぶものを用いていません。つまり、人間の現実の生活で起こることを鑑みていないのです。

     もう一つ問題なのは、真の意味での比較対照がなかったことです。「祈りを受けない」グループの患者たちは、この研究に参加した祈祷者からは祈られませんでしたが、まったく誰からも祈りを受けないようにはできていなかったのです。

     →アメリカの社会ですので、ほぼ間違いなく愛する人たちから祈ってもらっていたことでしょう。そして、実際の調査で、ほとんどの患者さんの家族が祈っていたことが分かったのです。

     →つまり、この研究の患者さんたちは、家族からは全員祈られており、祈祷者の祈りがあったかなかったかの違いはありましたが、「祈られていない」というグループはなかったのです。勉強になりますね、、。

     そして、ゲイリー・シュワルツという研究者は、遠方の心臓病患者たちに対する、浄霊の効果を調べました。

     →最大の効果が現れたのは、浄霊を実際に受けていて本人もそれを確信している患者たち、最も効果が現れなかったのは浄霊を受けておらず、本人もそれを確信している患者たち。残りの二つのグループ -浄霊を受けていたのに本人がそう思っていなかった患者たちと、受けていなかったのに受けていると信じていた患者たちは、中間あたりの結果でした。

     →この結果は、プラスの成果はすべてプラシーボ反応によるものであるという考え方を覆すものでした。、、ヒーリングそのもののエネルギーと、自分がそれを受けていることを信じる患者の気持ちの両方が、実際のヒーリングの効果を高めるのです!

    ○第8章 最適な場所

     この領域の意欲的な物理学者のウィリアム・ティラーは、「閉じ込めた」想念が実際に生きている生物に影響を及ぼすかどうかを解明しようと意気込んでいました。いよいよ、想念に関する際立った研究です、、。

     →ティラーたちの想念の内容がすごいです、、。「私たちは共に念じることで、ミトコンドリアの体内の(a)酸素、陽子、ADPの量、(b)NADの活動、(c)酵素、脱水素酵素、ATPシンターゼの活動に変化を起こし、ショウジョウバエのATPの生成を(幼虫の生命を傷つけない範囲で)著しく増加させ、成長の期間を短縮させる」

     →「想念」というのは、このくらい具体的であるほうがいいことを教えてくれます、、。しかし、あまり念が強いと、“怨念”にならないか、気が弱い私は心配になります、、。

     →そして、データを集積してみたところ、ADPに対するATPの割合が上がっただけでなく、想念を閉じ込めたブラックボックスに接していた幼虫が、通常より15%速く成長していることを発見しました。それだけでなく、それらは成虫になっても通常より健康であり、その子孫もまた然りでした。

     ブラックボックスの一連の実験が佳境に入った頃、ティラーは不思議なことに気づきました。実験開始から3か月を境に、結果がみるみる好転していったのです。

     →このように、同じことを続けていると、行いやすくなってきたり、他の人もできるようになる現象のことを、シェルドレイク博士は「形態形成場」と名づけたのですが、ティラーは物理学者らしく追及していったのです。

     →ティラーは、これは量子の変化によるものではないかと考えました。「もしかしたら磁気の影響かもしれない」と気づき、測定してみたところ、想念を刷り込まれたブラックボックスが設置されたすべての研究室で、単磁荷が記録されたのです。
     
     →“秩序だった思考”を“何度も送ることで”、室内の物理的な現実に変化が起こり、何もない空間の量子の仮想粒子がより「秩序だった」ものになったと、マクタガートは説明しています。

    ◎第3部 思考の力

     そして、いよいよ、思考、想念の力についての量子論的な解説の第3部になります。ここでは、「時間の逆行(過去への祈り)」と「集団の想念の効果」について取り上げます。

    ○第11章 過去への祈り

     イスラエルの内科医で、院内感染の権威であるレオナルド・レイボヴィッチは、入院中に敗血症にかかった4000人近い成人を対象に、祈りが持つ効果を検証しました。

     →その結果、祈られていたグループのほうが死亡者の数が、僅かながら少ない(28,1:30,2%)ことが分かりました。しかしながら、二つのグループの違いの中で最も際立っていたのは、「病気の重さ」と「回復までの時間」でした(熱が続いた期間と入院期間もずっと短かった)。

     →この知見だけでもとても勉強になります。私たちは、とかく大きなことだけに目をうばわれがちですが、このように、死亡者数だけではなく、「病気の重さ」や「回復までの時間」という“中味”とか“質”のようなファクターにも目を向ける意義が分かります。

     そして、この実験にはひとつ、斬新な点がありました。祈られた患者たちが入院していたのは1990年から1996年にかけてでした。そして、祈りを行ったのはその4~10年後の、2000年だったのです。

     →この研究は、「時間を逆戻り」した点において、祈りに関するほかの研究の中でも異色であるといえます。しかし、多くのフロンティア科学者たちにとって、この実験は、研究室においてしばしば見られる「時間転移」の実証にすぎないそうです。実際のところ、祈りは、時間の流れから外れたときに、最大の効果を発揮したりもするのだそうです!

     →先端科学者たちはもはや、時間を逆行した因果関係が、宇宙の法則にもとるとは考えていません。一部の科学者は、ゼロ・ポイント・フィールドにおける二次的な波のスカラー波が、時空の変化を可能にすると提唱しています(実は、「アカシック・フィールド」や「カオス・ポイント」で知られる、かのアーヴィン・ラズロです)。

     →これらの二次的な場であるスカラー波は、ゼロ・ポイント・フィールドと相互作用している原子内粒子の動きによって発生し、時空におけるさざ波のようなものだ、とラズロ説明しています。そして、このスカラー波は、光よりも速く移動することができます。スカラー・フィールドの波にはとてつもない力が宿っているという見解も出ているのです。

     カリフォルニア大学バークレー校の素粒子物理学者ヘンリー・スタップは、量子理論に僅かなひねりを加えて、「非線形性量子論」を用いることで、時間を逆行する影響力について説明ができると考えています。

     →スタップの見解では、量子論を非線形システムにすることで、方程式にもうひとつ新たな要素を加えることができるとしており、その要素とは、「人間の精神」だとしています。  

     →もし、意識が量子波レベルで機能しているのだとすれば、当然空間や時間の外側にも存在することになります。理論上、「過去」と「未来」に関する情報にアクセスすることも可能です。人間が量子の動きに影響を及ぼすことができるなら、現在以外の出来事に影響を及ぼすこともできるはずです。

     →マクタガートは言います。「現在の何かを変えようとする想いが、過ぎ去ったはずの過去をも変えうるのです」。

    ○第12章 想念の実験

     プリンストン大学変則光学研究所のロジャー・ネルソンは、世界規模で意識が集中したらどうなるだろうかと考えました。「グローバル・コンシャスネス・プロジェクト」と名づけられた、有名な研究です。

     →結果は、人々が大きな出来事に喜びや恐怖を感じると、装置も同じように反応していました。特に、悲劇の時に強く反応し、ダイアナ王妃の死亡のとき、911のときなどには大きな変化が起こったそうです。

     そして、集団の想念に関する系統だった研究は、超越瞑想法(TM)のマハリシ効果だけしかないそうです。そして、マハリシ・マヘーシュ・ヨ―ギ―は、定期的にTMを実行することで、すべてのものをつなぐ量子エネルギーと結びつくことができると提唱しました。

     →十分な数の瞑想者がいれば、彼らの瞑想が集まって、物理学で言う「超放射」を発生させることができるとしています。マハリシは、瞑想の影響力が行使されるには、人口の1%がTMを実行、もしくは、人口の1%の平方根の人数が、より上級者向きの瞑想法であるTMシディプログラムを実行すれば、殺人、ドラッグ乱用、交通事故など、様々な問題の発生率が下がると言ったのです。

     →そして、実際に、ワシントンなどいくつかの都市で実験が行われ、瞑想中の犯罪率が減少するなどの実際の効果が認められているそうです。

     集団の瞑想が持つ力を実証した研究は、ほかにあと1件あるそうです。これは、超心理学者のディーン・ラディンが、水の結晶構造が人間のプラスおよびマイナス感情に左右されるという、日本の代替医療の実践者、江本勝の主張に触発されて行ったものです。

     →そして、プラスの想念の中でも、最も際立った効果が認められたのは、愛や感謝の念だったのです。

     マクタガート女史は、我々にこう語りかけます。「『意思のサイエンス』は、ありきたりな本ではないし、それを読むあなたもありきたりな読者ではありません。この本には結末がありません。終わらせるには、読者の協力が必要なのです。この本をただ鑑賞するのではなく、是非、フロンティア・サイエンスの研究の一端を担ってください。今から、あなたは「精神が物体を超える」ことを証明する、史上最大の実験の参加者になるのです。、、
     世界各国の読者が『意思のサイエンス』のウェブサイト(http://theintensionexperiment.com)を通じて実験に参加し、結果は随時サイトで発表していきます。」
     ということで、意思、想念に関する実験、研究を市民レベルで行っていこうというマクタガートの活動が続いているのです。

     そして、このホリスティック医学ゼミのほうは、6月12日に、量子物理学の基礎を学んでみようということになり、『素粒子理論はなぜわかりにくいのか』(吉田伸夫、技術評論社)を題材に行うことにしました。

     ご希望の方は、「hic@a7.rimnet.ne.jpホリスティックヘルス情報室」へご連絡下さい。


    Dr.降矢のホリスティックブログ | 【2015-05-09(Sat) 13:38:00】 | Trackback(-) | Comments(-) | [編集]

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